八幡神社の可愛い狛犬

長崎市から県北部へ向かい、西彼杵郡時津町にある「八幡神社」へとやってきました✨

こちらは住宅街にあるとても小さい神社なのですが、私が思わず一目惚れしてしまった、愛くるしい狛犬さんがいらっしゃる神社です。

八幡神社と、八幡の神さまについてご紹介します(^^♪

【スポンサーリンク】

長崎県時津町にある八幡神社

長崎時津町にある八幡神社

大通りから1本中へ入ると、目の前の小高い丘の上に築かれた八幡神社が見えてきました。

周りは住宅街なのですが、八幡神社の辺りだけ少し土地が盛り上がっています。

今までたくさんの神社に訪れましたが、神社って人が住む土地よりも少し高い場所にある事が多いんですよね。ここも昔は小高い山だったのかな??

八幡神社の「ともづな石」

八幡神社のともづな石

鳥居の下には少し尖がった形の「ともづな石」と呼ばれる石が祀られていました。

この岩は元々海岸にあったそうで、船のともづなを繋いでいた石と言われています。そのうち誰からともなく「この石は不思議な力を持った奇石だ!と言われるようになり、崇められ、祀られるようになりました。

一体どのような「不思議な力」が働いたのかは分かりませんが、きっと何かしらの出来事があったからこそ、奇石と呼ばれることになったのでしょうね。どんな事が起こったのか、すごく気になるところです…!!

可愛すぎる!八幡神社の狛犬

八幡神社の可愛い狛犬

境内への階段を登り鳥居をくぐると、何とも言えない可愛い狛犬さんに出会いました~♡

丸っこいフォルムにくりくりの瞳、体よりも頭が大きく、まるで犬がお座りしているような佇まいの狛犬さんでめちゃくちゃ可愛い!!

完全に一目ぼれしてしまい、個人的には好きな狛犬ベスト3に入るくらいの可愛さです(*´ω`)笑

神社にいる狛犬とは、名前に「犬」と付きますが、犬や獅子に似た想像上の獣のことで、一説によると日本から遠く離れたエジプトのスフィンクスが遠い先祖とも言われています。

長い年月をかけて中国を経由し、文化とともに日本へ入って来たとは、何だかロマンを感じますね~✨

石でできた手水舎

八幡神社の手水舎

ことらは八幡神社の手水舎。たくさん傷が付いているので、切り出された岩をくりぬいて作られてるようですね。

八幡神社のご由緒

時津八幡神社のご由緒

四世紀末、神功皇后挑戦出兵の折、占いにより時津の浜に上陸されたという伝説があり、時津の氏神、八幡神社に皇后を祀ったといわれる。

当時、皇后の胎中にあられた応神天皇を後年、武神として祀る。ご神躰は寛永十七年二月十五日小島田八幡山に海田次郎兵衛が寄進、神殿・拝殿は井出太郎兵衛が建立した。

十七世紀後半、時津村に疱瘡が流行したので八幡山よりここに迂座し、天明八年神殿・拝殿は再建された。最初「八幡大菩薩」であったが、明治元年八幡神社と改称され村社に列せられた。

八幡神社のご由緒で珍しいと思ったのが、ご神体を奉納した方の名前がはっきり残っていること。

江戸時代に創建とのことで割と新しい神社だからかもしれませんが、一般的に社殿を造営した方の名が残る事は多いのに対し、ご神体の方とは珍しいですね~!

そして、元々は八幡大菩薩だったということで、神仏習合の歴史から現在の八幡神社が形作られています。

御祭神

  • 応神天皇
  • 神功皇后

応神天皇(八幡神)は勝負運武運の神さま、神功皇后は子をお腹に身ごもったまま三韓征伐へ向かい、功績をあげたことから安産・子育ての神さまといわれます。

このほかに開運家内安全などのご神徳がある神社です✨

【スポンサーリンク】

八幡神ってどんな神様?

参考:奈良東大寺僧形八幡神坐像

八幡神とは応神天皇のことを指しますが、古事記では品陀和氣命(ほむだわけのみこと)、大鞆和気命(おおともわけのみこと)、日本書紀では誉田別尊(ほむたわけのみこと)、胎中天皇(はらのうちにましますすめらみこと)、上宮記では凡牟都和希王(ほむたわけのみこ)など、さまざまな呼び名がある天皇・神様です。

弓矢の神とも言われ、武運や勝負運のご神徳があるとして古くから武家に崇敬されており、あの源氏の総氏神ともされていました。

写真は奈良東大寺に保管される、国宝の「僧形八幡神坐像」✨

あれ?応神天皇は神社の神様なのに仏様?と疑問を持たれるかもしれませんが、昔は中国から入ってきた仏教の仏様と、神道の神様をはっきり区別せずに信仰していた神仏習合の歴史がありました。

明治時代にはっきり区別されるまでは、神様=仏様みたいなところもあったので、そういった理由から、八幡神は神社だけでなくお寺にも祀られている事があるのです。

そんな八幡宮は日本全国になんと約44.000社!!

きっと全部は周りきれませんが、できる限り巡っていきたいと思います~(*^^*)♪

【スポンサーリンク】

八幡神社は地元民に親しまれる小さな神社

ここ八幡神社はとても小さな神社で境内は手狭となっており、道路を挟むとすぐに住宅街。

人が住む地域では仕方ないですかね~、社殿も新しい建物になっていますので、少し寂しい印象で御朱印はいただけないようです。

しかしお正月ともなると地元の人がワイワイ訪れる、そんな地域の人々に親しまれる神社です。

八幡神社のすぐお隣はグラウンド。地域の憩いの場になっていました♪

八幡神社へのアクセス

公共交通機関の場合

  • バス「時津」より徒歩約2分
  • バス「時津町役場」より徒歩約3分

車の場合

  • JR長崎駅まで約25分
  • 長崎空港まで約45分

■八幡神社

長崎県西彼杵郡時津町浦郷297