大阪天満宮で御朱印めぐり

大阪市北区にご鎮座する学問の神様「大阪天満宮」へと参拝してきました⛩

天神さまでお馴染みの神社ですが、毎年7月に執り行われる天神祭は「日本三大祭りの一つ」に数えられる大きな神事で、船渡御や花火で例年多くの人で賑わいます。

今回はそんな大阪天満宮の見所やご由緒、御朱印、ご利益についてご紹介していきます✨

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大阪市北区にご鎮座する大阪天満宮へ

大阪で人気の御朱印!大阪天満宮

大阪天満宮へのアクセスは、JRですと東西線の「大阪天満宮駅」下車後歩いて約5分程、大阪メトロの場合は「南森町駅」が最寄り駅となります。

近くには商店街などがある大きな通りを進むと辿り着きますので、田舎から出て来た旅人でも心細くなる事なく辿り着けました!笑

私はJRで大阪天満宮へと向かい、こちらの鳥居に到着。「満」の文字が珍しいです。

瓢箪石(ひょうたんせき)

大阪天満宮の瓢箪石

鳥居をくぐって境内へと入ると、右手に大きな石が二つ並んでいました。こちらは石の中に穴があいた「瓢箪(ひょうたん)石」で、明治13年頃と書かれています。

2つの大きな石がくっついたような形も不思議ですが、この穴は自然に空いたものなのでしょうか?不思議な石です。

しるべの石

大阪天満宮しるべの石

こちらは瓢箪石とは対照にシュッとした形の「しるべの石」で、明治10年建立と書かれています。こちらも自然にできたとは思えない程形が尖った石でした。

大阪天満宮の楼門

大阪天満宮の楼門と大きなしめ縄

こちらは大阪天満宮の御本殿に向かって正面に位置する楼門で、すごく重厚で立派な佇まいです✨

大阪天満宮は大宰府天満宮、北野天満宮とともに「日本三大天満宮の一つ」に数えられるお宮という事で、立派な佇まいにも納得です。

【太宰府天満宮(福岡県)御朱印】学業祈願といえば!梅も必見です

大阪天満宮のしめ縄と干支盤

楼門の中で天井を見上げると、何やら大きなしめ縄と干支が装飾された盤がありました。

このしめ縄は御神退1100年大祭記念に奉納された大注連縄で、出雲玉造天満宮奉賛会によって奉納されました。出雲大社といえば巨大なしめ縄でお馴染みですが、私もぜひいつか参拝してみたいものです。

大阪天満宮のご由緒

大阪天満宮のご由緒

大阪天満宮のはじまりは、奈良時代に孝徳天皇が難波長柄豊崎宮をおつくりになった頃、都の西北を守るお社として大将軍社をこの地に創建されました。

それ以来この辺りは大将軍の森と呼ばれていましたが、平安時代になって菅原道真公が大宰府へ向かう途中にこの大将軍社を参拝されました。

道真公がお亡くなりになって50年余りたった頃、大将軍社の前に一晩で7本の松の木が生え、毎晩梢を光らせたのだそうです。

それを耳にした村上天皇は、勅令によってここにお社を建てて大阪天満宮を建立します。それ以来、地元の人からは「てんまの天神さん」の愛称で親しまれるお宮となりました。

御祭神

菅原道真公(すがわらのみちざねこう)

大阪天満宮にお祀りされているのは、学問の神様菅原道真公です。道真公は大変学問に秀でていたとされ、受験の合格祈願や、学業成就などのご神徳があります。

学びの神様という事で、これから何か資格の勉強や学びを始める方にとっても良いかもしれませんね。

どっしりとした社殿

大阪天満宮でお祓い!身を清める御朱印旅

大阪天満宮の社殿は屋根部分が大きくせり出しており、重厚でどっしりとした造りです。

この日は境内の中で古本市が開催されていた事もあり、社殿近くにはたくさんの古本が並んでいました。普段から地元の人達にも慣れ親しんだ神社なのでしょうね~✨

大阪天満宮の再建された「登竜門」

大阪天満宮の登竜門

拝殿の外脇からはこちらも重厚な造りの門があったのですが、こちらは「登竜門」です。

大阪八幡宮は大塩平八郎の乱で御本殿など多くの社殿が焼失したのですが、その当時から東と西唐門には鯉の図柄の金燈龍がありました。

戦争中は金属の供出でなくなるなど、長く台座のみが残る状態でしたが、道真公1100年大祭記念として昔ながらの図柄が再現されることとなったそうです。

登竜門の屋根や装飾

よくよく見てみると装飾がすごく細やかで美しいんですよ!参拝された際にはぜひお近くで見て頂きたいです。

威勢よく跳ね上がる鯉には龍が巻きあがって舞い上がろうとしています。「登竜門」とは中国の故事で、そこを通れば必ず出世すると言われる門です。

天満天神の水(井戸)

大阪天満宮天満天神の水

正面楼門のすぐお隣には「天満天神の水」と書かれた井戸がありました。

昔の大阪の井戸水は決して良い水とは言えなかったのですが、ここ大阪天満宮の井戸は「大阪四か所の清水」称賛されるほどの評判の良い水でした。

いつの時代も綺麗な水は貴重な存在ですもんね。暫くの間使われていない井戸でしたが、再び天満天神の水を汲み取る事ができるようになったそうです。

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大阪天満宮の摂末社

大阪天満宮は広々とした敷地がある神社で、境内には様々な摂社・末社がご鎮座されています。のんびり散策しながら参拝するのもおすすめです♬それでは順不同でご紹介しましょう~✨

大将軍社

大阪天満宮の大将軍社

こちらは大阪天満宮のはじまりにも関係の深い「大将軍社」です。元々大阪の西北を守る神様としてお祀りされ、あの菅原道真公が参拝されたお宮です。

歴史の教科書で見る人物が参拝していたお宮と聞くとなんだかロマンを感じます✨

神明社

大阪天満宮の神明社

こちらは木の鳥居が印象的な「神明社」で、天照皇大神と豊受皇大神がお祀りされています。

言わずと知れた伊勢神宮の内宮にお祀りされている天皇の皇祖神と、外宮にお祀りされている保食神の豊受大神です。よくよく考えてみると伊勢神宮にありそうな鳥居ですね。

蛭児遷殿

大阪天満宮の蛭児遷殿

こちらは一際大きな「蛭児遷殿」で、お祀りされているのは蛭児大神、別名福の神とも言われます。漁民商人の守護神として崇敬されています。

老松神社

大阪天満宮の老松神社

こちらは大阪天満宮の駐車場のすぐ近くにある「老松神社」で、住吉大神と神功皇后がお祀りされています。元々は神功皇后をお祀りする祠だったそうで、勝負運や安産、縁結び、そして漁業などにご神徳があります。

白太夫社と老松社紅梅殿

大阪天満宮の白太夫社と老松社紅梅殿

こちらはお隣同士でお祀りされている「老松社紅梅殿(左)」「白太夫社(右)」です。老松社紅梅殿のご由緒は不明となっているそうですが、御愛樹之霊が祀られています。白太夫社には道真公の側近で仕えていたという渡曾春彦が祀られています。

大阪天満宮の境内の見所

大阪天満宮の見所!さざれ石

大阪天満宮は繁華街に近い場所にありながら広々とした境内があり、拝殿・御本殿の周囲はぐるっと見て歩いて回る事ができるんです!

その他に、境内には日本の国歌君が代にも出てくる「さざれ石」が奉納されていました。

鬼瓦

大阪天満宮のご利益とは?鬼瓦がすごい

こちらはいったいどうなっているんだろう…?と思う程渦巻いている「鬼瓦」で、以前は参集殿にあった瓦です。どっしりとしていてまさに❝鬼❞という感じの瓦でした。

天神様の一代が学べる菅家廊下

大阪天満宮で歴史散策♬

社務所とは反対側の境内には「菅家廊下」と書かれた建物があり、ご自由にお入り下さいと書かれていたので、入ってみると、、、

大阪天満宮の菅家廊下で天神様を学ぼう

大阪天満宮にお祀りされている菅原道真公の一生を現した人形が順に並んでいました。使われているのは博多人形だそうで、道真公の京都時代から大宰府へ向かって亡くなるまで再現されています。

ツルツルの撫で牛を撫でて学業成就・合格祈願!

大阪天満宮で合格祈願!撫で牛を撫でよう

天神様といえばやっぱり「撫で牛」!ここ大阪天満宮にも撫で牛さまが奉納されており、自分が良くなりたい所を撫でる事でご利益があるという事で、頭や体を撫でる方が多いようです。こちらの撫で牛さまは、よく撫でられる場所がツルツルに!

大阪天満宮のお守りや御朱印をご紹介

もう一体あった撫で牛さまは、また違った雰囲気でした。学業成就や合格祈願を願いたい方は、ぜひ撫で牛さまに思いを込めてみてはいかがでしょうか。

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大阪天満宮の御朱印

大阪天満宮の御朱印

社務所にて大阪天満宮の御朱印を頂きました✨

天神さまに縁の深い梅の朱印が押印された素敵な御朱印です。

大阪天満宮の御朱印帳

大阪天満宮の御朱印帳

こちらは大阪天満宮のオリジナル御朱印帳で、どちらも梅の刺繍があしらわれた素敵な御朱印帳です。白と黒の2色があり、各色共に1500円となっています。

古き良きすっきりとした刺繍デザインで、大人の方にピッタリの御朱印帳ですね🌸

大阪天満宮へのアクセス

公共交通機関の場合

  • JR大阪天満宮駅より徒歩約3分
  • 大阪メトロ南森町駅より徒歩約5分

車の場合

  • 環状線北浜出口を左方向へ
  • 伊丹空港より約15分
  • 境内に無料駐車場有り

■大阪天満宮

大阪府大阪市北区天神橋2丁目1-8