茨城県日立市にある「御岩神社」へ参拝させて頂きました!
私にとっては茨城県の神社参拝はお初!!そんな記念すべき(⁈)神社巡りで、なんと宇宙とも関わるという、もんんのすごい壮大な噂のある御岩神社に参拝できるなんて本当に最高です。
御岩神社の見どころや御朱印、アクセス情報などについてご紹介してまいります♪
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茨城県日立市にある御岩神社へ
実は、今回の旅では元々御岩神社へ参拝する予定ではなかったのですが、偶然にも目的地への途中で「御岩神社」と書かれた看板を見つけてしまい、
え!!!なんと!
噂の御岩神社ってここにあるの?!行きたいーーーー!!!!
という偶然すごい神社に巡りあうことができまして、今回参拝させて頂くことができました。
御岩神社は電車の最寄り駅が「日立駅」となり、日立駅から山間の道を進んで車で約20分でたどり着きます。日立駅からはバスも出ており、バスでの所要時間は約30分です。
神社の入り口には「常陸最古の霊山」の文字と、あの有名な時代劇「この紋所が目に入らぬかー」でお馴染み(⁈)水戸藩の家紋が描かれていました。
鳥居を潜ったらまずは祓戸神社でお清め
御岩神社の歴史はかなり古いのですが、入り口の鳥居は真っ白で綺麗。
御岩神社は「鳥居を潜ると空気が変わる」とも言われる神社で、実際に鳥居を潜ると空気が清らかで、森に守られている感じがするというか、何だか心地よい雰囲気ですね~✨
鳥居を潜ると祓戸神社がありますので、本殿へ参拝する前にまずは祓戸社で日頃の罪穢れを払ってから参道を進みました。
真っすぐに伸びる木々に囲まれた参道を歩くだけでも、なんだか癒される感じがします。山の中にある神社って本当に空気が綺麗ですよね~✨
神秘のパワー!御岩神社の三本杉
参道を進んでいくと現れるのが「御岩山の三本杉」で、樹齢500年の大きな杉の木です。
3本の木の根元が繋がって、幹回りがなんと8.48mもあるんですとな!!こちらの三本杉は森の巨人たち100選にも選ばれているのだそうです。
上の方を見上げると確かに3本の木なのですが、根本はしっかり繋がっているというか、一本の大きな木として合体していて、まさに一心同体となっている三本杉。
偶然に繋がったとしても、これが自然に出来上がっていることだけでも神秘的な感じがしますよね~!
重心はずしんと、そして真っすぐにのびのびと伸びた三本杉に圧倒されました。
神仏習合の名残が垣間見える御岩神社の楼門
参道を進むと見えてくるのがこちらの楼門で「大仁王門」と呼ばれています。楼門は平成に入ってから120年ぶりに再建されたとのことで、造りはまだ新しめですね。
ほかの神社でも楼門を有しているところはありますが、こちらの楼門の守り神はというと、両側に構えている阿形・吽形の2体さま。
阿形・吽形像は主に仏教を信仰する寺社で見ることができますが、ここは神が祀られる神道の神社。
御岩神社はこちらの楼門からも見ての通り、神仏習合の歴史が残る神社となっています。その証拠に、参道の途中にはお地蔵様の像が所々にたっていましたよ~
神仏習合(しんぶつしゅうごう)とは、日本土着の神祇信仰(神道)と仏教信仰(日本の仏教)が融合し一つの信仰体系として再構成された宗教現象。神仏混淆(しんぶつこんこう)ともいう。
日本では「神々」の信仰は、もともと土着の素朴な信仰であり、共同体の安寧を祈るものであった。普遍宗教である仏教の伝来は、日本の従来の「神」観念に大きな影響を与えた。仏教が社会に浸透する過程で伝統的な神祇信仰との融和がはかられ、奈良時代以降、神仏関係は次第に緊密化し、平安時代には神前読経、神宮寺が広まった。Wikipediaより一部引用
そして、この楼門でぜひとも見ていただきたいのが天井!!
すーっと歩いてると通り過ぎちゃうかもしれませんが、この楼門の天井には日本画家の浜田泰介先生作の「日天月天図」が描かれています。
日天・月天で陰陽の対比が表わされているとの事なので、素通りせずにぜひぜひ天井を見上げることをお忘れなく♪
木々と苔が美しい御岩神社
楼門を過ぎて参道を進んで行ったのですが、見て下さいよこの景色!!
真っすぐな木々と苔に囲まれて、ほんっと美しすぎる参道だわ~!!
今までたくさんの神社に参拝させて頂きましたが、参道の景色で感動したのは過去一かもしれません!!
なんだかずーっとこの場所に居たいなって思っちゃうほど、景色&空気が綺麗な神社だわ~🤗
ベンチがあったらずっと居座っちゃいそうなほど綺麗な参道ですが、こんな所で居座ると迷惑になっちゃうので、気持ちの良い空気を感じながらせっせと進みます💨
次に小さな池が見えてきたのですが、こちらは「栗唐不動池」と小さな滝は「栗唐不動滝」。
現在は小さな池となっていますが、かつては御岩山に入る際にここで禊が行われていたそう。御岩山は古くより山自体が神聖な場所とされていたので、ここで穢れを祓っていたのでしょうね。
やたら綺麗な池だなぁ~と思っていたのですが、調べてみるとこの池は数年前に再整備されたばかりだそうです。
くるくる回して願い事成就!後生車
参道の途中で見つけたこちらは「後生車」といい、石柱の真ん中のくり抜かれた部分にある回転するものを上へ回すと現世の願い・下へ回すと後生の願いが叶う、と伝えられているのだとか。
神と仏を一緒に祀る斎神社
こちらは斎神社と呼ばれるお社なのですが、神社の前に思いっきり「大日如来坐像」「阿弥陀如来坐像」と書いてあり、
ん??神社といいながら仏像⁈
と、ここでも神仏習合の歴史を感じることができました。入って中央に祖霊社、左側には阿弥陀如来が祀られ、お社の横にある大日堂に大日如来像が祀られています。
斎神社のご祭神
- 天御中主神
- 高皇産霊神
- 神皇産霊神
- 八衢比古神
- 八衢比賣神
それにしても、神話で登場する天地創造の造化三神と阿弥陀如来像&大日如来像、こんなにがっつり神仏が一緒に祀られているところは見た事がないですねー🧐
全国的にみてもなかなか珍しいのではないでしょうか?この場所では、昔から様々な祈りの場として大切に受け継がれてきた歴史があるのでしょうね。
斎神社・天井絵の睨み龍が圧巻!!
神仏習合の斎神社の見どころのひとつが、思わずのけぞってしまうほど迫力のある天井絵「雲竜図」🐉こちらの龍さん、めちゃくちゃ迫力ありまっす。
写真ではこの迫力がなかなか伝わらないから、たくさんの方に実際に生で見ていただきたいなぁー!!
辰年になったばかりで龍の天井絵に巡り合えたのも、なんとも嬉しいタイミング🤩
こちらの天井絵は平成28年に茨城県の芸術祭で女性の方が描かれた作品だそうで、御岩神社オリジナル御朱印帳のデザインにも採用されています。御朱印帳については後ほどご紹介します♪
御岩神社の歴史
当社は創建の時期は不明ですが、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」とされる事から、古代より信仰の聖地であった事が窺えます。
御祭神は国之常立神 大国主神 伊邪那岐神 伊邪那美神 大山祗神 ほか20柱御岩山総祭神188柱を祀り、中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となり、江戸時代に至っては水戸藩初代徳川頼房公により出羽三山を勧請し水戸藩の国峰と位置づけ、徳川光圀公(水戸黄門さま)など藩主代々参拝を常例とする祈願所でありました。
仏像の現存、境内の遺跡、祭事内容など古代信仰(古神道)、神仏習合色が色濃く残り、「神仏を祀る唯一の社」として、他の神社、寺院に見られない独自の信仰を伝えております。御岩神社公式ページより引用
御祭神
- 国常立尊
- 大国主命
- 伊邪那岐尊
- 伊邪那美尊
- 他二十二柱
御岩神社に祀られているのは、古事記では神代七代・日本書紀では初めに現れた神である国常立命をはじめとした26柱。
ですが、ここ御岩山(カビレの山ともいう)には昔から実に多くの神仏が祀られており、神様だけでも総数188柱。「ここに来れば日本全国に祀られている様々な神様に参拝できる」と言われるほど、たーーーくさんの神様が祀られているんです。
縄文時代の祭祀跡が見つかっていることからも、御岩山そのものが神聖な存在として、古来から人々に崇められているんだね~
水戸藩に縁の深い御岩神社
入り口の看板に「旧水戸藩祈願所」と書かれていた通り、御岩神社は歴代の水戸藩藩主によって大切にされてきた場所。手水社にも「このもんどころが目に入らぬかぁああ」でお馴染みの見覚えのある家紋を見つけました。
ここに黄門さまが参拝に来てたのか、、、!!😍
御岩神社と水戸藩の繋がりは、水戸藩初代の徳川頼房公からはじまっており、おばあちゃんっ子で子供の頃からよく時代劇を見ていた私はテンション爆上がりっす!笑
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宇宙から光の柱が見えた?!関東最強パワースポット御岩神社
突然ですが、御岩神社の不思議な伝説⁉️として噂になっているあるお話をご存知ですか?
そのお話はと言うと、、、
アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミシェルが、宇宙から地球を眺めると1ヵ所だけすごく光っていた場所があり、その緯度経度を計測したところ、御岩山(御岩神社)でした。
さらに日本人の宇宙飛行士向井千秋さんも「日本に光の柱が立っていて、その場所を調べたら日立市の山中だった」と言っています。
宇宙から見えたという「光の柱」。なんとも不思議でわくわくするお話ですよね。
その光の柱が立っていたのは、御岩神社から約2km登った場所にある御岩山の山頂で、片道約40分の道のりなのだそう。
山頂までの道のりの途中には「かびれ神宮」があり、気持ちの良い空気を感じながら参拝できます。私は時間がなくて登れませんでしたが、「光の柱」実際に見てみたかったなぁー!!
御岩神社の境内社
ここからは御岩神社に祀られる一部の境内社をご紹介いたします。
稲荷神社
御岩神社の社殿すぐ横にご鎮座されているのが「恵比寿様・大黒天様」そして、奥に祀られるのが「稲荷神社」。この並びで祀られているのは珍しい、、、!
安産・子育ての神様 姥神
稲荷社のすぐ近くに祀られるのは子育て・安産の神である「姥神」。小さな祠の中には、石像が祀られています。
愛宕神社
こちらはお岩神社最初の鳥居近くにご鎮座される「愛宕神社」。
小高い崖の上にあることから、なかなか急な階段・山道を登って行くので、参拝される際には滑らない様に注意してくださいね。
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御岩神社の御朱印
社務所にて御岩神社の御朱印をいただきました✨
お印の紋様もすごくカッコいいですね~!私にとっては記念すべき初めての茨城県の御朱印です(´▽`)
めっちゃかっこいい!御岩神社龍の御朱印帳
冒頭でお伝えした様に、今回の旅では神社に参拝する予定じゃなかったので、御朱印帳を持参していなかったんですよね。しかしこれも何かのご縁‼ということで、御岩神社の御朱印帳も拝受させていただきました。
斎神社の天井絵として描かれている「雲竜図」がまんま御朱印帳の絵柄となっており、表紙の素材が何というかふわふわしているんです🧐
見た目のかっこよさもさることながら、触り心地もふわっとしていて、持っているだけでテンション上がっちゃう様なとってもカッコいい御朱印帳でしたよー♡
御岩神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- 日立駅よりバスで約35分
車の場合
- 日立駅から約20分
- 茨木空港から約1時間10分
- 専用駐車場有り
■御岩神社
茨城県日立市入四間町752