東京都千代田区にある「太田姫稲荷神社」へ参拝してきました✨
太田姫稲荷神社はオフィスビルや住宅街の中にある小さな神社なのですが、今回の旅では偶然に出会った神社さま。予め予定になかった神社さまと出会うなんて、なんだか素敵なご縁を感じちゃいました~♫
太田姫稲荷神社への見どころや御朱印、アクセス情報などについてご紹介いたします。
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東京都千代田区にある太田姫稲荷神社へ
太田姫稲荷神社はお茶の水駅から歩いて10分ほどの場所にある神社です。鳥居は真新しい感じだなぁ~と思っていたら、太田姫稲荷神社は2013年に大改修が行われた様で、玉垣なども綺麗な印象です。
周りは大きなビルがあり、日本大学や明治大学など様々な学校があるので、周辺は学生さんの姿も多かったですね。鳥居を潜るとすぐに狛犬を発見💡
鳥居の真新しさとは打って変わって、こちらの狛犬さんは歴史がありそうな感じ。
きっと大改修前のずっと昔から神社を護っていた狛犬さんなのでしょうね~♫
一般的な狛犬は参拝客を迎える様に社殿から神社の外を向いていますが、太田姫稲荷神社の狛犬さんは大改修の影響なのか、鳥居裏から境内の中にある社殿の方を向いて置かれています。
↓こちらは手水舎
こっこれは、鯉?なまず??活きの良さそうなお魚さんが手水舎で待ち構えていました。
手水社も歴史がありそうな感じなので、昔から使われていたものが残されているのでしょう。歴史あるもの×新しい設備の新旧が入り混じった神社さまです。
太田姫稲荷神社の歴史
「駿河台文化史」(昭和十年神田史跡研究会)によると当神社の縁起は九世紀に始まります。
詩才を白楽天に比されるほどの詩人参議小野篁(おののたかむら)が承和六年はじめ伯耆国(ほうきのくに=鳥取県)名和港を出港してまもなく海が大そう荒れ狂い身の危険を感じたため、篁は正装をして船の舳に座り熱心に普門品(ふもんぼん=観音経)を唱えていると、白髪の老翁が波上に現れて「荒波から命を守つやるが疱瘡(天然痘=大流行し治療法がなく非常に恐れられていた)を患えば一命が危ない。われは太田姫の命である。わが像を常にまつれば、この病にかかる事はないであろう」と告げ波間に姿を消した。そのお告げを護り自ら翁の像を刻み、護持していた。後に山城国(京都府)の南にある一口の里に神社を祝い祭った。
江戸の開祖として知られる太田資長朝臣(後の道灌)の最愛の姫君が疱瘡にかかり絶望の中、人伝に一口稲荷神社の故事を聞き急使をつかわせ祈願。使者は祈祷の一枝と幣を授かり帰ると、十直の病が癒えた資長朝臣は崇敬の念篤く城内本丸に一社建立し姫君と共に深く敬拝した。ある時この城の鬼門を守るべしとの神託があり、鬼門に移して太田姫稲荷大明神と奉唱するようになった。長禄元年(1457年)のことである。境内由緒書きより引用
御祭神
- 宇迦之御魂神
- 相殿神:菅原道真公、徳川家康公
太田姫稲荷神社に祀られているのは、「お稲荷さま」の愛称でよばれる宇迦之御魂神さまです。五穀豊穣や家内安全、商売繁盛の神様として知られています。
一緒に祀られるのは、歴史の教科書でおなじみの菅原道真公&徳川家康公の2柱となっています。
徳川家縁の神社
太田姫稲荷神社は、その歴史の中より徳川家とのご縁が深い神社でもあります。
慶長八年(1603)八月、徳川家康公が江戸城へ入られた後、慶長十一年の江戸城大改築の際、城内より西丸の鬼門にあたる神田駿河台東側に移されこの坂を一口坂(いもあらいざか、後に鈴木淡路守の屋敷が出来たので淡路坂ともいう)と呼ばれた。その後代々将軍が崇拝し、修理造営は徳川家が行ったと伝えられている。境内掲示板より
元々は京都に祀られていた太田姫命が、徳川家とのご縁で江戸に祀られ、歴代将軍によって大事にされるようになるとは、徳川家とよほどご縁のある守り神的存在だったのでしょうか。
あの歴史がありそうな狛犬さんも徳川家の行く末を見守ってるのかな
太田姫稲荷神社は1606年の改築まで江戸城内に鎮座されており、その後は関東大震災によって社殿が焼失したことから湯島天神へと避難、1931年には総武線拡張のために現在地へ遷座され、さまざまな地から激動の時代を見守ってこられた神社さまです。
太田姫稲荷神社のお神輿
社殿横にある建物の中には立派なお神輿が置かれています。
5月に行われる太田姫稲荷神社の例大祭では、こちらのお神輿が活気のある掛け声と共に町を練り歩くそうで、たくさんの方によって担がれる様です。きっと賑やかなお祭りになるんでしょうねー☺
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太田姫稲荷神社のセルフ御朱印
太田姫稲荷神社には社務所がないのですが、御朱印はというと、、、
なんと自分で押す!セルフ御朱印の神社さまでしたー!!拝殿前にスタンプセットがあり、御朱印代はさい銭箱に納めるスタイルです。
セルフ御朱印なんて初めてだなぁ
押印の押し方・押す場所が合ってるのかそもそも不安だなぁ(´-ω-`)?なんて考えながらも自分で押させていただきました。御朱印セットのお隣にはお守りやお札もあるので、こちらもセルフで納めるスタイルです。
いつもは御朱印を書いていただくのを待つ側でしたが、自分で押す初めての御朱印なんて、なかなかレアな体験ができちゃいましたよ~✨
太田姫稲荷神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- JR「御茶ノ水駅」から徒歩約2分
- 東京メトロ「御茶ノ水駅」から徒歩約3分、「新御茶ノ水駅」から徒歩約1分
車の場合
- 東京駅から約5分
- 羽田空港から約21分
- 専用駐車場なし
■太田姫稲荷神社
東京都千代田区神田駿河台1丁目2-3