

滋賀県長浜市にあり、琵琶湖に浮かぶ小さな島「竹生島」へ行ってきましたー!!
琵琶湖といえば日本一大きな湖として有名ですが、そんな琵琶湖にある小さな島に「日本三大弁天」のひとつが祀られているという、とっても神秘的な島が竹生島です。島自体は無人島の小さな島なのですが、昔から織田信長など様々な要人も信仰していたという、とってもパワーある場所だと言われています。
そんな竹生島へのアクセスや、弁財天や龍神とご縁がある都久夫須麻神社(竹生島神社)・宝厳寺の見どころ、御朱印情報などについてご紹介していきます♪
【スポンサーリンク】
琵琶湖に浮かぶ竹生島へ船で行く方法とは?
竹生島へ行くには船で上陸することとなるのですが、竹生島へ渡る船には2つの航路があり、ひとつが「長浜港」発、もうひとつが「今津港」発のクルーズです。
地図で見ると琵琶湖の東側が「長浜港」、反対の西側にあるのが「今津港」で、どちらもJRの駅から5~10分と、交通機関を利用する方でもアクセスしやすい場所ですね💡
Googleマップ
長浜港から竹生島へは船で約35分、今津港から竹生島へは約30分で到着となり、主に3つの航路で竹生島へ上陸する事ができます。
- 長浜港→竹生島→長浜港ルート「長浜航路」
- 今津港→竹生島→今津港ルート「今津航路」
- 長浜港→竹生島→今津港 または 今津港→竹生島→長浜港ルートの「びわ湖横断航路」
それぞれの航路の時間・料金については公式ページをご確認ください。
今津港から観光船で竹生島へ出発!
私は今回今津港から船に乗る事にしたので、電車でJR近江今津駅へ行き、駅から約5分歩いて観光船乗り場へと向かいました。乗り場の建物は清潔で綺麗で、中には竹生島の観光マップやパンフレットなどが置いてありましたよ~🚢
こちらが竹生島へ向かうクルーズ船!や駅
船は2階建てになっていて、上だと外の空気&景色を楽しみながら向かえますねー♫
んがしかし、船酔いしやすい私は安定の1階(室内)に乗り込み、窓から景色を見ながら約30分のクルーズを楽しみます。

「船は揺れるかな??」と思ってたけど、そんなに揺れを感じなかったので一安心🤭
さすが湖だけあってそんなに波がなくて揺れず、というか、もはや海では⁈と感じるくらい琵琶湖って大きいー!(笑)人生初の琵琶湖に感激です。
そんなこんなしていると、あっという間に竹生島が見えてきました!
岩肌がゴツゴツしてて、私が想像していたよりも小さな島だった…!!
島自体がパワースポット!竹生島へ到着
無事に到着し島へ上陸!!竹生島は入島料が必要なので、受付で料金を支払ったらいざ竹生島散策へ出発です。
こちらは竹生島神社の参拝案内図↓
竹生島には「神社」「お寺」2つがありますが、まずは神社の方からご紹介していきます。
都久夫須麻神社(竹生島神社)・龍神をまつる竹生島の神社へ
竹生島というと「弁才天」「龍神」というワードがすぐにヒットしますが、島自体がパワースポットとも言われており、神社・お寺にはそれぞれ弁才天・龍神が大切に祀られています。
竹生島神社の歴史
都久夫須麻神社(竹生島神社)は様々な歴史書物に書かれていますが、『惣国風土記』には古墳時代中期に浅井比売命を祀る祠が建てられたことが創建とされています。
平安時代には市杵島比売命が祀られ、同島にある現在の「宝厳寺」の大弁財天と共に、神社&お寺を総称して「宝厳寺」と呼ばれ、お寺と同一とされていました。
現在の都久夫須麻神社ご本殿は、今から約450年前に豊臣秀吉が寄進した伏見桃山城の勅使殿を移転して建てられたものとなっており、本殿は国宝に指定されています。
御祭神
- 市杵島比売命(弁財天)
- 宇賀福神(白巳)
- 浅井比売命(産土神)
- 龍神
都久夫須麻神社に祀られているのは市杵島姫命をはじめとした4柱です。海上安全や開運、厄除け、財運、五穀豊穣などのご神徳があるとされています。
都久夫須麻神社の境内社
ここからは都久夫須麻神社の境内社を順不同にてご紹介してまいります!
江島神社・厳島神社
まず本殿の前にご鎮座されているのが「江島大神」「厳島大神」の2つの神社。
神奈川県にある江島神社、広島県にある厳島神社、そして都久夫須麻神社の3つの神社が「日本三大弁才天」と呼ばれており、同一の神様が祀られているとされています。
毎年6月には江島神社・厳島神社の御分霊と神官が竹生島に集まり、「三社弁才天祭」が執り行われるそうで、この地に三社が集まるなんて、考えただけでも豪華ですよねー!
大己貴神社・天忍穂耳神社
江島神社と厳島神社の反対側にご鎮座されているのが「大己貴神社」「天忍穂耳神社」の2社。
白蛇大神・招福弁財天 小判のお守りが有名
本殿前には白蛇さまと弁才天像が祀られていました。こちらには「招福小判」という小判の形をしたお守りがあるのですが、弁財天のお名前ある「財」に由縁があるということで、私も小判をいただいてまいりました~。さっそく小判はお財布にIN✨
竹生島神社の御朱印
お守り授与所にて竹生島神社の御朱印を拝受させていただきました。
書置きの御朱印で神社名は都久夫須麻ではなく「竹生島」と書かれています。弁財天本社の押印と、真ん中に押されている印の形が印象的ですね✨
【スポンサーリンク】
龍神が棲む!竹生島の八大竜王拝所は絶景だった
私が竹生島に来たかった一番の目的がこちら、八大竜王拝所(龍神拝所)に来たかったのですよ~!!インスタだったかX(Twitter)だったか忘れたのですが、たまたまこの龍神拝所からの絶景写真を見かけて、

何という絶景!!絶対行ってみたいわー!!!!
となって急遽滋賀県までやってきたわけです。しかもこちらに龍神さまが棲んでいるということで、龍神好きとしては行くしかないではないですか!!笑
こちらが竹生島龍神拝所。木の板には「龍神祝詞」が書かれています。島という特性上、豊かな水に囲まれた竹生島はまさに弁財天&龍神様にぴったりな場所なのでしょうね。
そしてここ龍神拝所から望む琵琶湖の絶景がこちら!!
言わずもがな絶景です😆
この日は少し曇っていましたが、それでも美しい湖と水面に出っ張った鳥居、最&高の見晴らしです。思わず日常を忘れてしばらく耽って眺めていました~
運試し!竹生島で願いが叶うか占う「厄除けかわらけ」
ここ八大竜王拝所で有名なのが「厄除けのかわらけ」。こちらのお皿を先ほどの鳥居に向かって投げるのですが、見事鳥居の間をくぐらす事ができれば願いが叶うのだとか。
よくよく見ると拝所の下から鳥居の先まで、白っぽいかわらけがびっしり!!😲
私は昔から球技とかすんごい苦手(⁈)で、鳥居まで届く自信がまったくなく、、、きっと風向きとかもやっぱり影響あるよね??気になる方はぜひ鳥居まで飛ばしてみてくださいね~♫
八大竜王の1尊・黒龍堂
八大竜王拝所から船着き場までの道を進む道の脇にひっそりと佇んでいらっしゃるのが「黒龍堂」です。こちらには黒龍さまが祀られているのですが、そもそも八大竜王というのは?というと↓
とっても簡潔にいうと仏教の守り神とされる8つの竜王様を総称して八大竜王といい、その中の黒龍さまが祀られているのがここ「黒龍堂」です。
私は龍神カードなるものを持っているのですが、前向きになる言葉が書いてあって、なかなかおすすめですよ~🐉
【スポンサーリンク】
日本三弁才天の竹生島・宝厳寺
竹生島のもう一つの見どころというと、こちらの石でできた急な階段を登った先にあるお寺。こちらも弁財天とものすごく関わりのある場所となってます。

この階段結構恐かった😱結構急な階段だから、転げ落ちないようにお気を付けてー!
余談ですが私は長い階段とか長いエスカレーターの登りがとっても苦手なんですよね。なんか後ろにふわっと落ちちゃいそうな(?)感じがするのが苦手で、特に空港や駅の長いエスカレーターなんかは脂汗かいて心臓バクバクしちゃいます(;´Д`)
こちらの階段なかなか急だったので、皆さんゆっくり安全に上ってください。
そんなこんなで階段を登りきるとようやく開けた場所へたどり着きました!
こちらは「瑞祥水」と呼ばれる井戸水で、調べてみると平成14年に掘られた井戸水とのことで、意外に新しいなーと思っていたのですが、ご本尊さまのお告げによって1年の年月をかけて230m掘ったらなんと美しい水が沸き出てきたのだとか。
なんとも不思議なお話ですね。すごく透き通っていて綺麗な井戸水でした。
鎌倉時代に立てられた宝厳寺の石像五重塔
こちらは重要文化財にも指定されている、鎌倉時代に建立された石造五重塔。よく思うのですが、今みたいな大型重機もない時代に石造りのものを作るってすごい技術ですよね。
西国礼所第30番・弁才天信仰の宝厳寺の御朱印
弁財天さまに縁の深い宝厳寺へたどり着きましたー!
ご本尊の大弁財天は宮島、江ノ島とともに「日本三弁財天」のひとつとされ、なかでもその3つの中で一番歴史が古いという、まさに弁財天さま縁のお寺となっております。
お参りする際は「願いだるま」という願掛けもあり、コロンとした可愛いだるまさんがたくさん納められていました。
本堂の横にある建物にて、宝厳寺の大弁財天御朱印を拝受いたしました✨
宝厳寺の三重塔
ここ宝厳寺には少ない土地にも関わらず色々な見どころがたくさん!こちらは朱色が美しい三重塔です。
本堂から最初に登った階段とは別の階段から下っていくと祠があり、参道も綺麗に整備されていました。
竹生島自体は実際に住んでいる住人が0人なのですが、どこもかしこも綺麗に整備されていて歩くだけでも気持ちが良いです♪
豊臣秀吉の唐門
るんるん歩いているとやたらカラフルな建物に遭遇しました。このやたらカラフルな建物はなんと国宝にもなっている「宝厳寺の唐門」で、歴史好きな方にはゾクゾクする様な逸話があります。
この唐門の正体はというと、豊臣秀吉が作った大阪城の極楽橋が移築されたものなのだとか!
中に入ってみても天井がカラフルで、豪華絢爛なイメージが強いTHE・安土桃山様式。なんな色合いに特徴があるというか、他の時代に造られたものは一遍違った魅力がありますよね。
そのまま真っすぐ中を進んで行くと廊下が現れたのですが、、、
こちらは先ほどの唐門と違って一気に地味な色!!
でもこちらも同じ桃山時代に造られた重要文化財に指定されている「舟廊下」で、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に御座船として造られた日本丸の舟櫓を使って造られているのだそうです。
秀吉が実際に見たかもしれないものを見れるなんて、ロマンがありますよね~
おまけ・竹生島土産におすすめ♪
竹生島をぐるっと一周まわって船着き場に戻ってくると売店があり、弁財天さまの絵が可愛いミルクまんじゅうを買って帰りました。ほんのり甘くて美味しかったです🤭
昔から弁財天さまや竜神さま信仰が続いている信仰の島・竹生島。本当に素敵な島で、ここまで来れて良かったなぁ~、また来たいな~と感じる素敵な場所でした。
竹生島神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- 長浜・彦根・今津の各港から汽船約25分~40分
※竹生島上陸には入島料が必要です
■都久夫須麻神社(竹生島神社)
滋賀県長浜市早崎町1665