住吉神社の総本山で、広大な敷地をほこる大坂市の住吉大社では、商売繁盛や家内安全、所願成就などを祈願する「初辰まいり」をおこなう事ができます。
初辰まいり(通称はったつさん)では、4つのお宮を参拝することで神さまからパワーが貰えるとして、毎回のように参加される方も多く、この日限定の御朱印も戴くことができるのだとか✨
現在はコロナによって中止となっていますが、もしかしたら7月から再開されるかも?!
初辰まいりのご利益や参拝ルート、それぞれの見どころについてご紹介していきます♪
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住吉大社の初辰まいりとは?ご利益・由来について
初辰まいりの「初辰」とは毎月最初の辰の日のことを指し、この日に4つの社を参拝することで、願いが叶うといわれるお参りです。
そして4年を一区切りとして合計48回お参りすれば満願成就すると伝えられており、これによって毎月多くの方が朝から初辰まいりに参加されるんです。
「48回」というのは「四十八辰」、これを語呂合わせで「始終発達」との意味合いが込められています。
4年間も継続して参拝するとなると、それだけ神さまとのご縁も深くなりそうですし、否が応でも「発達」してしまいますよね。
初辰まいりでは、商売繁盛や家内安全のほかに、所願成就や資金調達、美容や芸能などのご利益がいただけるお参りとなっています。
初辰まいりの福を呼ぶ猫
参考:公式ページ
初辰まいりといえば「福を呼ぶ猫」♪🐈
初辰まいりの中心となる楠珺社では、お参り後に偶数月は右手をあげた子猫を、奇数月には左手をあげた子猫の像をいただくことができ、48個集めると一回り大きな猫と交換され、満願成就の証としてお納めします。
それにしても、子猫を48個も集めるとなんだか達成感が味わえそうですよね~✨
初辰まいりのルートと御朱印
参考:公式ページ
初辰まいりの参拝ルートは、
①種貸社→②楠珺社→③浅沢社→④大歳社
の順番にて参拝します。
住吉大社のご本殿から見ると、大阪最古の文庫跡から駐車場側に向かって歩いて行った先が「種貸社」ですので、そちらの方から参拝スタート!
地図で見ると近そうですが、実際は結構歩いたので、歩きやすい靴がおすすめですよ♪
種貸社は資金調達・子授け・安産の神さま
こちらの真新しい石鳥居のお宮が、初辰まいり最初の参拝場所となる「種貸社」✨
「種を貸す」という珍しいお名前から、子授けや資金調達などのご利益があるお社です。境内は真新しくとても綺麗に整備されていました。
初辰まいりでは最初に「願いの種」を授かります。そしてご祈祷した「お種銭」を授かり、これを商売などの元手に加えて資金調達祈願👏✨
この祈願によって商売の資金が充実し、潤沢になるといわれています。
種貸社は大阪市の中でも有名な「子授けのパワーがある神社」と言われており、社の裏側にはたくさんの子授け・安産絵馬が奉納されていました。
社の中にも子授けの「種貸人形」がたくさん奉納されており、きっと種貸の神さまの力でたくさんの子宝が授かったことでしょう✨
住吉大社は「一寸法師」発祥の地
種貸社の御本殿脇では、巨大なお椀を発見!!
子どもがすっぽり入る(大人でも入ろうと思えば入れる)大きさですので、一寸法師気分で写真を撮って楽しむのも良いですね(*´ω`)
実はここ住吉大社は「一寸法師」発祥の地なんです。
おばあさんが住吉大神に子どもを授かりたいと願ったところ、一寸ほどの子どもを授かったのだとか。そんな理由からここに大きなお椀があるというわけです。
楠珺社と生命力みなぎる御神木
初辰まいり2社目となるのが、ここ「楠珺社」✨
商売繁盛の神さまである宇迦魂神をおまつりするお社で、初辰まいりではご祈祷を受けると福を呼ぶ猫こと「招福猫」を授かることができます。
そしてここ楠珺社のすぐ目の前には、生命力がみなぎるご神木があるので、ぜひともパワーを感じましょう!
おぉ~2本の樹が根元で繋がった大きなご神木で、気持ちの良い空気が漂っています🌲
私なんだか分からないんですけど木が好きなんですよね~。スピリチュアル的なことはよく分かりませんが、圧倒的なパワーと生命力が宿っている感じがします。
だって人間と違って何百年・何千年も生きているのですから✨✨
このご神木は白蛇さんが住んでいるとのことで、お供えの卵が山積みに供えられていました。
残念ながらお目にかかることはできませんでしたが、白蛇さんを見れると物凄いラッキーですよ✨
境内を出て浅沢社へ
初辰まいり3社目となる「浅沢社」は、住吉大社の境内を出て少し進んだ先にご鎮座されています。こちらの鳥居を出て、川沿いに進むとたどり着きます。
こちらが初辰まいり3社目の「浅沢社」✨
美容や芸能、女性の守り神とも言われる市杵島姫命(弁財天)がお祀りされており、住吉大社を参拝した女性は、参拝後に必ずお参りするのが習わしとなっています。
私は市杵島姫命がお祀りされている神社が何故だか大好き!優しい空気が漂っているような感じがしました♪
浅沢社では大きな柳の木が垂れ下がっていました。
頂いた初辰まいりのマップには「浅沢」と書かれていたのですが、正式名称は「浅澤」だったんですかね✨
大歳社のおもかる石で願いの吉凶を占う
浅沢社からさらに進んで4社目である「大歳社」へ✨
初辰まいりではご祈祷を受けた方に小石に「大」と書かれた「大歳石守」が授与されます。願いを叶える神さまが祀られています。
おいとしぼし社の「おもかる石」
大歳社の境内にあるおいとしぼし社では「おもかる石」と呼ばれる石があります。
それがこちら
3つの石が台座に並んでいるのですが、この石を持ち上げることで「願いが叶うか占う」ことができるのだそう!!
おもかる石の占い方
- まずは二礼二拍手一礼
- 石を持ち上げて重さを覚える
- 霊石に手をあてる
- 再び持ち上げた感じが「軽い=叶う」「重い=好転へ努力」
- その後二礼二拍手一礼で退出
ちなみに3つの石どれでも好きな石を選んでOKです。
私はというと、重さが変わっていない~??感じだったので、きっとまだ努力が必要とのことでしょう(;^ω^)笑
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初辰まいりの流れを紐解くと…
初辰まいりは1社目の種貸社にて「願いの種」を授かります。その種を受け取った後、楠珺社で繁栄・安全祈願を行い、浅沢社で守られ、最後の大歳社にて願いの種が実ったものを受け取れるようお願いする、そんな流れになっています。
種から大事に育てたものを最後にしっかり収穫して得る、食べ物でも仕事でも人間関係でも、実を結んだものをしっかり得る事が大事、という事を伝えているのではないのかな~と思いました。
約1時間程で参拝巡りができ、なんだか心も清々しい気分になれますよ~✨✨
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初辰まいりの御朱印とご祈祷
毎月初辰まいりの日には、4社すべての御朱印をいただくことができます。通常は楠珺社以外の3社は拝受できませんので、月に一回だけのチャンスですね。
ただし御朱印が戴けるのは一社ごとではなく、通常の御朱印授与所にてまとめて拝受できますので、参拝後に向かうと良いでしょう。初穂料:1枚500円
初辰まいりのご祈祷は、種貸社・楠珺社・大歳社にて受ける事が可能です。
コロナによって5月・6月の初辰まいりは中止に
2020年5・6月はコロナによって初辰まいりが中止となってしまいました。。。
毎月参拝されていた方も多い初辰まいりですので、残念な思いをしてらっしゃる方も多くいらっしゃるでしょう。7月以降は開催未定となっていますが、また世の中が落ち着いたら再開されるでしょうから、その時のお楽しみですね!
病疫退散で一刻も早く自由に参拝できるようになりますように👏✨✨