兵庫県神戸市灘区にある「敏馬神社」へ参拝してきました!
地域に縁がないと読み方が難しく、最初にこの神社名を目にした時には、
この漢字は何と読むのかな・・・???びんうま?びんま??
と全く分からなかったのですが、正式には「みぬめじんじゃ」と読むのだそうです。地元の方以外はなかなか正しく読むのが難しい漢字ではないでしょうか。
この難しい読み方である敏馬神社の見どころや御朱印、アクセス情報などについてご紹介していきます💨
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兵庫県神戸市灘区にある敏馬(みぬめ)神社へ
敏馬神社へのアクセスは、阪神電鉄「岩屋駅」が徒歩3分くらいで一番近く、JRでは「灘駅」から徒歩で約8分ほどと、公共交通機関でもアクセスしやすい立地でした。
私は今回敏馬神社へ向かう前に、近くにある「南宮宇佐八幡神社」へ参拝していたのですが、そこから10分ほど歩いて敏馬神社まで向かいました。
近くに神社があると、気軽に神社巡りができるので楽しいですよね~♫
そんなこんなで到着!!敏馬神社は大通りに面しており、こちらの白くて大きい鳥居が目立っているので、初めて来る方でも割とすぐに見つけられるかと思います。
鳥居の中には駐車場も完備されていたので、お車で参拝に来られる方も安心です。
敏馬神社の神額。やはり事前に読み方知っていないと分からなかったなぁ~
もともと「みぬめ」の字は汶売、美奴売、三犬女、見宿女などと書かれることがあったそうで、様々な説がある様ですが、女の字が多いことから、古くより女神さまに関わりのあるようですね。
鳥居をくぐると直線状に階段があり、その先がご本殿です。
この辺り一帯は元々「敏馬泊」と呼ばれ、遣唐使などが大陸へ渡る際に立ち寄る場所だったのだそうです。神社は少し高台に位置すするので、見晴らしの良い神社から遠くを見晴らしていたことでしょう。
立派な常夜灯と灯篭・階段。近くには大きなビルがあったりと都会的な街ですが、ここは緑の木々が多くてほっとします。
神戸の古社!敏馬神社のご由緒
奈良時代の「摂津風土記」に『神功皇后が、朝鮮出兵に先立ち、神前松原(今の神崎川)で神様をお集めになり占ったことろ、能勢の美奴売山の神さまのお告げにより、美奴売山の杉の木で船を造って出兵したところ大勝利を収められた。ご帰還の際この地で船が動かなくなり、再び占い問うと「神の御心なり」と。よって美奴売山の神様をこの地にお祀りし、舟も献上した』と、縁起が記されています。
平安時代の「延喜式」には「生田・長田・敏馬」と記され、神戸市内で最古の神社のひとつでもあります。
御祭神
- 素戔嗚尊
- 天照皇大神
- 熊野座大神
敏馬神社におまつりされているのは、素戔嗚尊・天照大神の姉弟神と、熊野座大神の三柱です。
敏馬泊の場所であったことから、古くより航海のご神徳が高い神様とされていますが、素戔嗚尊と言えば厄除けの神とされますので、航海守護・厄除けこの2つのご利益があると言われています。
敏馬神社は悪縁切りで有名な神社?!
実は敏馬神社は『悪縁切り』の神様としても有名なのだとか。なんでも古くは花嫁行列の際に、敏馬神社の前を通ることはなかったのだそうです。
元々女神さまを祀っていた神社だったので、神社の前を通ると神様が嫉妬してしまうー!と考えられていた様で、その名残りから縁切りの神社と広がっていったのでしょう。
伊勢神宮もカップルや夫婦で行くと別れる⁉ってジンクスを昔聞いたことがあるのですが、これは女神さまを祀る神社あるあるなのですかね~。
それよりも『女の嫉妬は怖い』って事の方が昔からあるあるだという事なのかしら!!笑💨
しかし敏馬神社は悪い縁を断ち切ると言われていますが、良いご縁は切らない神様ですので、安心して参拝されてください♫
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敏馬神社の見どころ
ここからは敏馬神社の境内社など見どころをご紹介していきます!
閼伽井(とかい)
こちらは階段下にある閼伽井で、古くは井戸として使われていたそうです。
こちらのすぐお隣には社務所があり、お守りや御朱印はこちらでいただくことができます。
水神社・奥の宮
階段上の社殿脇には水神社・奥の宮がおまつりされていました。
水神社のご祭神は弥津波能賣神(みつはのめ)で、水の神様と言われています。かつては遣唐使の往来など、国際港として栄えたこの地の守り神として祀られたことでしょう。
一緒に祀られる奥の宮には伊邪那岐命・伊邪那美命の2柱。日本の国を生んだ夫婦神さまがお祀りされています。
敏馬神社にある稲荷社
こちらは駐車場の脇にある稲荷社。
こちらの稲荷社が、とっても朱色が鮮やか~!!美しく存在感のある稲荷社でした。
万葉集に縁のある敏馬神社
ここ敏馬神社は万葉集に縁のある神社さま✨
万葉集といえば日本最初の和歌集ですが、その中に敏馬を詠んだ和歌が9つも入っており、この地域の地名が入るのは、とても珍しいことなのだそうです。
昔は航海というと危険と隣り合わせ、命を懸けて行う移動でしたから、この場所から大陸へ行く・そして帰って来るとなると、相当な覚悟を感じた場所だと推測されます。
出港・帰港の地だからこそ、さまざまな歌が生まれたのでしょうね。
という敏馬神社と万葉集の繋がりから、境内には和歌が掲示されていましたよ~✨
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敏馬神社の御朱印
お参りをすませて、駐車場脇にある社務所にて敏馬神社の御朱印をいただきました✨
こちらは10月限定の御朱印です。敏馬神社では通常御朱印に加えて、月替わりの素敵な御朱印が用意されていますので、毎月参拝どんな御朱印になっているかワクワクしちゃいますね♪
敏馬神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- 阪神電鉄「岩屋駅」から徒歩で約3分
- JR「灘駅」から徒歩で約8分
車の場合
- JR神戸駅から約10分
- 神戸空港から約17分
- 境内に専用駐車場有り
■敏馬神社
兵庫県神戸市灘区岩屋中町4丁目1-8