早いもので2020年7月7日七夕の日となりました。
しかし、実は本当の七夕は7/7じゃないってご存じでしたか?
全国には七夕伝説が残る神社が何社かあるのですが、福岡県小郡市の「媛社神社(七夕神社)」と、七夕の日についてご紹介します。
【スポンサーリンク】
2020年の七夕は8月25日
なんとも便利な世の中で、グーグルさんに「七夕」と検索すると【8月25日(2020年)】と出てきます。
これは元々旧暦の7月7日に行われてきた「七夕・星祭り」が起因となっているため、現在の新暦で見ると8月25日にずれるからなのです。
七夕というと天の川を連想される方が多いかと思いますが、夏場はよく晴れて空を見上げた時に綺麗に星が見えやすいですよね。
しかし、実際の7月はじめ頃は梅雨明けしている地域がほとんどなく、九州では今年記録的な大雨です。
本当に天の川が綺麗に見えるのは雲の多さも関係しますが、月の形から計算された旧暦の7/7頃がやはりよく見えやすいのだそうです。
今年は8月25日に天の川観察しよう~っと♪
【スポンサーリンク】
七夕は中国由来のおはなし
七夕のお話は、奈良時代に手動で機を織る機会が日本に入ってきた際、「七夕(しちせき)」のお話として中国から伝わりました。
日本だけでなく台湾やベトナム、韓国にも七夕伝説が伝わっていますが、長い年月をかけてそれぞれの国で少し違うお話や風習になっているようです。
七夕のおはなし•*¨*•.¸¸☆*
織姫は天の神さまの娘で、機織の上手な働き者でした。彦星もまた働き者で、神さまは二人の結婚を認めました。めでたく夫婦となった2人は新婚生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、彦星は牛を追わなくなってしまいます。
このため神さまは怒り、二人を天の川を隔てて引き離しましたが、年に1度7月7日だけ会うことをゆるし、天の川に橋を架けて会うことができるようにしました。
しかし7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず2人は会う事ができません。
【スポンサーリンク】
媛社神社(七夕神社)
全国には七夕伝説に関係する神社が何社かあるのですが、こちらは福岡県小郡市大崎にある「媛社神社(七夕神社)」.*・゚
地元では《たなばたさん》の愛称で親しまれる神社で、1300年もの長い歴史がある神社です。
御祭神はというと「姫社神・織姫神」、つまりは織姫さまがおまつりされている神社です✨
この地域は元々織物が盛んだったことから、機織りの女神・棚機津女さまへの信仰と、中国から伝わった七夕のお話が同化し、織姫様を祀る神社となったとされています。
しかも、近くに流れる宝満川を隔てて「牽牛社(老松宮)」という神社もあるので、ますます七夕のお話とマッチしています~✨
そんな織姫さまを祀る媛社神社では、毎年新暦の8月7日に夏祭りが行われるのですが、今年はコロナの影響で中止に。。。
8/7日に開催するという点からも、本来の旧暦七夕の日に近づけて開催されています。
そして例年の七夕祭りでは、なんと30万枚もの短冊が送られてくるそうです。それにしてもものすごい数…!!
また世の中が落ち着いた際に、盛大なお祭りになると良いですね✨
今年の7/7は雨に見舞われてしまいましたが、旧暦の七夕の日(8月25日)には素敵な天の川が眺められると良いなぁ☆*。