令和になって初めて県外へと御朱印旅へ出かけたのですが、どこへ行こうか迷っていた所、
そうだ!宮島の厳島神社に行ってみたい!!
と閃いた(?)ので、広島県宮島にある厳島神社へ参拝してきました!!
今回初めて厳島神社へ参拝したのですが、とにもかくにも見所が満載で、そして自然と調和した美しいい社殿が本当に荘厳で圧巻✨
たくさんの写真と共に厳島神社の魅力や御朱印、アクセス情報などをご紹介していきます😊
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広島市中心部から宮島・厳島神社までのアクセス
広島市中心部から宮島へのアクセスは、
- ①JRで本土に近い宮島口へと向かいフェリーに乗る
- ②広島市中心部から高速船に乗る
の2通りの方法があります。
①のJRで向かう場合は広島駅より約30分で宮島口へと到着し、そこからフェリーで約15分程で宮島へと到着します。
メリットは料金を安く済ませる事ができ、厳島神社の大鳥居近くの航路を通るので、海に浮かぶ鳥居の写真を撮りたい方におすすめです。
②の広島市中心部から高速船に乗る場合は、原爆ドーム近くの「もとやす桟橋」から乗船するか、「マリーナホップ」又は「広島港」より高速船で向かう事ができます。
①に比べると料金がかかりますが、市内からできるだけ乗り換え無しで、混雑を避けたい方におすすめです。
今回私は①のJRで宮島口へ行くルートで行くことにしました。時間もあまりかからず大鳥居の近くを通るのでおすすめです✨
JR宮島フェリーで宮島へ
JR宮島口駅から道路を渡ったすぐの所にJR宮島フェリーがあります。乗船券は駅構内で購入するか、交通系ICカードも利用可能なので、ICカードをお持ちの方はとても便利に利用できます。
私が持っていたJR九州が発行する「SUGOCA」も利用できましたよ♬
看板に書いてある『大鳥居に最接近‼』の文字にワクワクが止まりません!!笑
平日にも関わらず多くの観光客や外国人が乗船し、座席は結構いっぱいいっぱいでした。大鳥居の写真を撮るために3階ベランダの端を陣取り、いざ出港です。
出港してちょっと進むと、すぐに大鳥居が見えてきました~!!
ここが島自体が神聖とされる宮島✨
行きは進行方向に向かって右側で大鳥居を見る事ができます。
大鳥居に最接近したのでパシャパシャと写真を撮りまくります📷
海の中に浮かぶ大鳥居と、朱色の大きな社殿の光景を見れて感激~!写真で見る世界を肉眼で見られるのはこの上ない幸せです💓
宮島桟橋へ到着
夢中で写真を撮っていると、あっという間に宮島の玄関口となる宮島桟橋へと到着しました。外国人がとても多く、日本人の方が少ないのでは…?!と感じたほど😮
令和になって初めての御朱印旅・宮島へと到着です~!
天気にも恵まれて気温も丁度よく、絶好の神社参拝日和でもう最高です💕
宮島桟橋の目の前にものすごく気になるお店を発見しました。その名も「厳島豆柴カフェ」!!!
フクロウの森も気になりますが、私はミニチュアダックスを飼っている無類の犬派なので、豆柴カフェがものすごく気になります…!時間に余裕があれば行ってみたかったな~🐶
宮島桟橋から厳島神社へ
宮島桟橋から厳島神社へは、海沿いの参道を通って少し歩きます。
宮島には水族館もあるのですね!今度は秋の紅葉が美しい時期に紅葉谷へと行ってみたいものです😊
日本三景の一つ「宮島」
海沿いの道を進んで行くと、「日本三景 宮島」と彫られた柱が現れました。宮島はその景観の美しさから天橋立・松島と共に日本三景の一つに数えられます。
ちなみに毎年7月21日は「日本三景の日」なのだそう👀
海岸は波が穏やかで美しい海が広がっており、よぉぉく目を凝らすと朱色の大鳥居も見えました。
さすが宮島は神聖な島というだけあって、天気が良い日は散歩するだけでも気持ちが良く、体全体で自然を感じる事ができます。
宮島といったら神の使い・鹿!!
のんびり厳島神社の方へ歩いて行っていると、宮島名物の鹿に遭遇!!
野生の鹿ですがとっても人間に慣れており、人が近づいても全く驚きません。可愛いなぁ~💓
⇩こちらはお店に入店中の鹿😂😂😂
このお店の奥には一体何があるのでしょうか、、、(笑)
ちなみに宮島では鹿達に「鹿せんべい」などの食べ物を与える事が禁止されています。
奈良などでは普通に鹿せんべいが売られていますが、ここ宮島では鹿せんべいが販売されておらず、人間に慣れきった鹿達が自然の中でもちゃんと生きていける様に、と配慮しての事なのだそうです。
厳島神社の鳥居・海に浮かぶ大鳥居
ここまで海沿いをのんびり歩いてきましたが、ようやく厳島神社の鳥居に辿り付きました。
厳島神社といえば海に浮かぶ大鳥居が有名ですが、こちらの鳥居も大きくてとても立派です。
神域に入ってさらに進むと、待ちに待った大鳥居が見えてきます。
いや~、すごい!!海の中にこんな大きい鳥居を建てるなんて、人の思いや力って本当にすごい!!✨
大鳥居の横に見える手漕ぎの小舟は、大鳥居の中を通ったり近くで見たりと、海に浮かぶ大鳥居をすぐ近くで満喫しているようでした。
海に浮かぶ大鳥居
、、、絶景です✨
この日は外国人の数人が海の中を歩いたり泳いだりして大鳥居の所まで向かっていて、ちょっとなんだかなぁとも思いましたが、鳥居が美しいのは間違いなしです⛩
社殿入り口にある神馬舎
さらに道なりに進むと白い馬がひょっこり顔を覗かせている「神馬舎」があります。
元々この場所には神社に奉納された馬が飼われていたそうで、その馬が老いて白くなった事から、この神馬の像が置かれる事になったそうです。
荘厳な厳島神社へ参拝
いよいよこちらの参拝入口より厳島神社に参拝していきます。
厳島神社は朝の6:30が開門時間で、季節により閉門が17時~18時半までとなっており、入り口で拝観料を支払って入場します。鮮やかな朱色の社殿を見ると、もうわくわくが止まりません~😂
まずは祓殿でお祓い
鮮やかな朱色の社殿の中を少し進むと、右側に祓殿があります。
こちらをスルーする方がとても多いのですが、参拝前に自らを清めたい方は、ぜひここでお祓いを行いましょう。どうせなら清い身で神様に参拝したいですよね✨
客神社本殿(まろうどじんじゃ)
こちらは厳島神社の摂社「客(まろうど)神社」で、創建は推定1176年のお宮です。
御祭神は天忍穂耳命・活津彦根命・天穂日命・天津彦根命・熊野櫞樟日命の五柱の神様がお祀りされており、厳島神社と少し異なった造りをしています。
厳島神社では、御本殿に参拝する前にまずこの客神社から参拝するのが正式ですので、身を清めたらまず客神社に参拝しましょう。
鏡の池
客神社から少し先へ進んで行くと、外に「鏡の池」が見えてきます。
なんでもこの鏡の池では清水が滾々と湧き出ており、潮が引いた時に手鏡のように見える事からこう呼ばれているのだそうです。自然の中で昔と変わらない姿が残っているってすごい事ですよね✨
卒塔婆石(そとうばいし)
こちらは潮が引いた時に現れる「卒塔婆石」です。
一般的に卒塔婆とはお墓の後ろに建てる木製の木柱の事ですが、厳島神社の卒塔婆石は流刑となった平康頼(やすより)が、母への思いなどの和歌を書いた1,000本もの卒塔婆を海に流して、その内の一本がこの石にたどり着いたとされる石です。
この一件によって平清盛により流刑が解除され、帰京する事が叶ったのだそうです。
それにしても1,000個も和歌を書いたなんて凄いなぁ。どんな事でもやってみる価値がある、という事でしょうか。
海に浮かぶ社殿で先人の知恵を垣間見る
厳島神社の社殿内には海上に建てられたがゆえの、先人達の知恵を垣間見る事ができます。その一つが「床板の木の隙間」です。
床板と床板の間の隙間が大きいですよね。これは決して劣化や欠陥工事ではないのです!
台風などで海が荒れたりした場合に、社殿の床の高さ以上に海水が上がってきた時でも、床下から押し上げられる事を防ぎ、隙間が大きい事で水はけが良いというメリットがあります。
厳島神社は過去に自然災害によって多大な被害を受けた事もありますが、海の上という特殊な場所に建てられたため、先人の職人達が策を練ってどうにか建物を守る造りを思いついたのでしょう✨
先人達の知恵の塊ですね!
厳島神社のご由緒
厳島神社のはじまりは、干潮の差によって潮の満ち引きがあるこの地を治めていた佐伯鞍職(さえきのくらもと)に神勅が下り、推古天皇が即位した年(593年)に三柱の女神を祀る社が建てられました。
その後清清盛の熱い崇敬によって1168年に寝殿造りの社殿が修造され、平家のみならず多くの貴族や皇族が参詣されるようになりました。
御祭神
- 市杵島姫命
- 田心姫命
- 湍津姫命
天照大御神と素戔嗚命の剣玉の誓約によって現れた三柱の神様がお祀りされており、国家鎮護や海上安全のご神徳があります。
この三柱の姉妹の神様は、私の地元九州では福岡県の宗像大社で有名な神様です。
厳島神社の社殿を散策
厳島神社の社殿はとにかく広くて、見所も盛りだくさん!
朱色の寝殿造りの社殿内はとにかく空気が気持ちよく、拝殿で参拝したらぜひ境内を散策してみましょう✨
この日はお昼頃に着いて社殿下はもう潮が引いていましたが、海に浮かぶ社殿の光景も格別です。
高舞台
拝殿前には高舞台があり、神事の際には奉納が執り行われます。こちらは立ち入り禁止となっており、御本殿の真ん前という神聖な場所に位置します。
門客神社
こちらは高舞台前にある「門客神社」で、中央の火焼先を挟んで両側にお祀りされています。
東側にご鎮座するのは櫛磐窓神(クシイワマドノカミ)、西側にご鎮座するのは豊磐窓神(トヨイワマドノカミ)です。
厳島神社が造られた当初は門客神社はなかったそうで、13世紀になってからご鎮座されました。
火焼先の先に大鳥居
御本殿から大鳥居への直線上に平舞台がありますが、その先の青銅製の灯籠が立つ橋は「火焼先(ひたさき)」と呼ばれます。
ここから大鳥居をバックに写真を撮る人がとても多く、フォトジェニックな写真を撮りたい方にはぜひおすすめですよ~📷
先端に立ってる青銅製の灯籠がすごく歴史を感じてよい雰囲気を出していますが、1797年に立てられた灯籠なのだそうです。
多少風景は変わったでしょうが、昔の人々もこの景色を堪能していたんだろうなぁ~と思うと、なんだかしみじみ感じてきます😌
無事火焼先で写真を撮り終えて順路に戻ったのですが、さすがにこの床板の大きなヒビというか隙間にはビビりながら歩きました。
、、、床が抜けなくてよかった!!(笑)
厳島神社のおみくじで人生初の「凶」を引き当てた私
ようやく厳島神社へ参拝できたので、せっかくだからとおみくじを引いてみる事にしました。おみくじの棒が入っている筒をガラガラして番号を確認し、おみくじを確認してみると、、、
…まさかの凶!!😱😱😱
ヒィィィ~~~!!!人生で初めて凶のおみくじを引き当てる事ができましたーーー!!(笑)
「無実の難にあううらかたなり…」
なんとも恐ろしい事が書かれていますが、おみくじは神様からの助言として心に留めておき、「今が最悪だからこれから良い事しかない!」と思う事にします。
神社で結婚式に遭遇すると幸運が訪れる
厳島神社のおみくじで人生初の「凶」を引いてドギマギしましたが、今度は縁起の良い「結婚式」に遭遇する事もできました。
そういえば最近、神社を参拝する時に何度も結婚式に遭遇するなぁ~
以前、神社に行った際に結婚式に遭遇するのは「神様に歓迎されている」と聞いた事があるのですが、本当にそうなのであれば、私にとっては心から有難く嬉しい事です😊
やっぱり神社巡りはやめられない💕
能舞台
拝殿から先へと進むと「能舞台」が見えてきますが、こちらは1605年(慶長10年)に造られ、重要文化財に指定されています。
腐敗や台風によって幾度もの被害を受けましたが、現在の能舞台は創建時の姿を復元する形で1994年に建て直されました。この時は完全に潮が引いていますが、海に浮かぶ能舞台もまた格別です。
反橋
こちらは急な角度のカープを描いた「反橋(そりばし)」です。
反り橋は普段一般人が渡る事が許されておらず、天皇の勅使が訪れた時だけ通る事が許された橋で、丸い円を描いたような橋は「太鼓橋(たいこばし)」「勅使橋(ちょくしばい)」とも呼ばれる橋です。
反橋を正面から見ると、なかなかの傾斜だという事がうかがえます。これはなかなか急なカープで、滑りやすい靴や雨の日だとツルっと滑ってしまいそうな角度!
荘厳な伝統のお着物を着た勅使も、この反橋を渡るのはなかなか大変だったのではないでしょうか?!
朱色の社殿と美しい回廊が魅力の厳島神社
厳島神社と言えば、やはり海に浮かぶ朱色の荘厳な社殿が魅力ですが、実際に訪れてみてその魅力を実感しました!
社殿の中は長い回廊が続くのですが、建物の趣や造りが本当に素晴らしくて、思わず「日本人に生まれて良かったー!」と思ってしまうほど。
厳島神社の入口辺りは人が多くて混雑しましたが、ゆっくり先へ進むと人々の喧騒から離れてのんびり散策する事ができました。
昔の貴族もこんな光景を見ていたのだな~と思うと何だかワクワクしてきます。
そしてこれ程までに大きくて立派な社殿を造った平清盛って物凄い財力を持っていたのですね!!
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厳島神社の御朱印
拝殿のすぐ側で厳島神社の御朱印を頂きました!一般的に知られる「厳」ではなく「嚴」で書かれていますね✨
私が訪れた平日のお昼前は5~6人が並んでいましたが、曜日や時間帯によっては行列になるみたいです。
厳島神社の御朱印帳
宮島にくる前にちょうど御朱印帳がいっぱいになったので、ここにきて厳島神社の御朱印帳を頂きました。
水色をベースに大鳥居と朱色の社殿が施された美しい御朱印帳です⛩✨
厳島神社の御朱印帳は透明カバー付きだったのですが、蛇腹の紙が2重になっており、墨が裏側へ染みにくくなってます。
素敵な御朱印帳を手に入れたので、これからますます御朱印巡りを楽しめそうです😍
厳島神社縁の清盛神社へ
厳島神社の社殿を抜けると宝物殿などがありますが、海沿いに進んで行くと「清盛神社」があります。
平清盛公を祀った神社で、没後770年を期に清盛公の遺徳を継承しようと創建されました。荘厳な厳島神社への参拝と、宮島まで来る事が出来た事のお礼をお伝えしてきました。
ひっそりとした場所にあり、人気も少ないのでゆっくり参拝する事ができますよ~✨
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干潮時に大鳥居まで歩いて行こう
海に浮かぶ大鳥居の写真や映像を見た事がある方が多いかと思いますが、干潮時は大鳥居のすぐ側まで歩いて行く事ができます。
ぜひ大鳥居の近くまで歩いて行ってみましょう!!
厳島神社の大鳥居
大鳥居の近くまで歩いてきましたが、すぐ近くから見ると迫力を感じます。ものすごい大きい~!!✨
厳島神社の大鳥居は「日本三大木造鳥居」「日本三鳥居」の一つに数えられます。
高さ16.6m・柱間10.9mもあり、なんとその重量約60トン!!まさに日本一の大きさを誇る鳥居なんです。
こちらは海側から見た大鳥居です。この日は夕方6時頃が干潮でしたが、5時頃から大鳥居の元へ歩いて行く事ができました。
人間の大きさと比べると、大鳥居がどれ程大きいか見比べる事が事ができますね!
そして覚悟はしていましたが、地面はまだベチョベチョです!大鳥居まで歩いて行かれる方は、歩きやすく汚れても良い靴の方がおすすめですよ~👟👞
大鳥居の神額は両面違う文字が書かれている
厳島神社の大鳥居に掲げられている「神額」ですが、実は海側と陸側の神額には違う文字が書いてある事をご存知ですか?
海側から見ると「嚴島神社」、島側から見ると「伊都岐島神社」と書かれており、現在の額は有栖川宮樴仁親王の書となっています。
海側と島側とではまた違った鳥居の表情が見れるので、ぜひ近くで観察してみてください。
大鳥居の柱に注目
大鳥居のすぐ近くまで近付いてみると、
あれ???、……柱に無数の小銭が挟まっている!!!
日本人はよく川に小銭を投げ入れる風習がありますが、みんながやっていると自分もついついやってみたくなっちゃうもんですよね。
木の隙間にも無数の小銭が挟まれていますが、この高さは海面ギリギリくらいでしょうか?、割と高さのある所まで小銭が埋め込まれていました。
身長153の私はジャンプしても全く手が届きません😂世の中には背が高い人がたくさんいるもんなんですね、、
ちなみに柱の周りの地面には無数の小銭が落ちていて、砂の中にたくさん埋まっているようでした。
潮の満ち引きと共に景色が変わる厳島神社
こちらは潮が引いた後の厳島神社社殿。
海に浮かぶ情景が素敵ですが、潮の満ち干きで時間ごとに景色が変化する厳島神社は、やっぱり魅力が盛り沢山で、たくさんの日本人をはじめ、外国人が訪れる理由がわかりました。
刻々と変わる景色がどこを取っても美しい、宮島まで来てみて本当に良かったー!!!
潮の干潮時間は宮島観光協会のページから確認する事ができます。ぜひ事前に確認してからご参拝ください😊
http://www.miyajima.or.jp/sio/sio01.html
✏️厳島神社のすぐお隣にある大願寺の記事はこちら
厳島神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- JR広島駅から→JR+フェリーで約50分、広島電鉄+高速船で約70分
- 宮島桟橋より徒歩約10分
車の場合
- JR広島駅より約1時間15分
※車でフェリーに乗れますが、神社付近には駐車場が少ないので、本土のフェリー乗り場周辺に車を停めて行くのがおすすめです
■厳島神社
広島県廿日市市宮島町1‐1