長崎県長崎市伊良林町にご鎮座する「若宮稲荷神社」は、坂本竜馬など多くの幕末の志士達に縁のある神社です。
毎年10月の例大祭の際に奉納される竹ン芸は、キツネに扮した人が棒に上り、悲鳴と歓声が沸き起こる伝統奉納で、例年多くの人で賑わいます。
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若宮稲荷神社で有名な「竹ン芸」
竹ン芸は毎年10月の例大祭で奉納されるもので、「男狐」「女狐」に扮した2人が2本の竹の上で芸を披露します。
登る竹の高さは10mあまりあり、絶妙なバランスで竹の上でポーズをきめ、するりと棒に上ったり滑ったりとアクロバットな奉納は見ている人の歓声や悲鳴(?!)で例年大盛り上がり。
竹ン芸は中国から由来した踊りを伝承したもので、1820年に長崎くんちにて披露されたのがはじまりとされ、市無形民俗文化財にも指定されています。
大人の狐だけでなく可愛らしい小学生が扮した「子狐」も披露され、鶏までも竹の上から飛び立ち、ゆらゆら揺れる竹の上でのダイナミックな奉納には圧巻です。
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若宮稲荷神社のご由緒
「古いお宮を若宮」と親しまれる若宮稲荷神社は、出来大工町乙名(おとな)・若杉喜三太が自邸に祀っていた南北朝時代の忠臣・楠木正成公の守護神(稲荷大神)を延宝元年(1673)、現在地に移したのがはじまりと伝えられている。
また、元文元年(1736)に長崎奉行・細井因幡守安明が参道を開削し、社殿を改築したのをはじめとして代々の奉行、人々の尊崇を集めてきた。現在は、毎年10月14、15日の例大祭に奉納される竹ン芸で広く知られている。
勤皇稲荷とも呼ばれ、明治維新前後には、坂本龍馬など多くの志士達が参拝したといわれる。
あっ!とながさきより引用
若宮稲荷神社の境内には、長崎に縁の深い「坂本龍馬」像がたっており、歴史好きや観光客の方もよく訪れています。
高台にある神社ですので、境内からの景色も絶景なんです✨
御祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
宇迦之御魂神は別名、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)と呼ばれる女神さまで、穀物や食べ物を司るとされています。
日本神話では須佐之男命と神大市比売の間に生まれた神様で、「お稲荷さん」と全国各地で信仰されています。
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若宮稲荷神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- 路面電車「新大工電停」下車後、徒歩約10分
- 長崎バス「新大工町」より徒歩約12分
車の場合
- JR長崎駅より約15分
- 長崎空港より約50分
- 近くに有料駐車場有り
■若宮稲荷神社
長崎県長崎市伊良林2丁目10-2