兵庫県姫路市にある「播磨国総社・射楯兵主神社」へ参拝してきました!
読み方が難しい漢字ですが「いたてひょうず神社」と読む神社さまです。姫路市のシンボル的存在である姫路城の近くにある神社で、境内にはたくさんの神様が祀られている素敵な神社でした。
射楯兵主神社の御朱印や見どころ、アクセス情報などについてご紹介していきます♪
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兵庫県姫路市にある播磨国総社・射楯兵主神社へ
射楯兵主神社は姫路城の前にある公園を突っ切った場所にあり、姫路駅からもそう遠くない立地ですので、県外から来た方でもアクセスしやすい場所にある神社さまです。
姫路城周辺は神社がいくつもあるので、神社好きには最高な場所だわー🤭
射楯兵主神社2つの楼門
射楯兵主神社には有名な楼門があるのですが、これがとってもかっこ良かった!!
公園側と拝殿正面側に2つの門があるのですが、どちらも違う趣がある門です。
美しい朱色の総社御門
こちらは姫路城前の公園側にある朱色の「総社御門」✨
ちょっと中国式っぽい(?)インパクトのある楼門で、ずっしりとした造りがかっこ良い!!
楼門前の両脇にはミミズクがそれぞれ構えていて、こちらも佇まいがかっこ良いです🦉
なんでも射楯兵主神社でミミヅクは「神の使い」とされている動物だそうで、神社の守り神をされているようです。神社でミミヅクに出会うのは珍しいですね。
総社御門は参拝客も2階・3階へ登れるようになっているそうで、それぞれ展示室・展望室に入ることができるようになっています。
今回はあまり時間がなくて登らなかったのですが、3階から姫路市街を眺める景色も良さそうですね~✨
威厳ある御神門
射楯兵主神社のもう一つの門が、拝殿正面側にあるこちらの「御神門」✨
先ほどご紹介した総社御門とは雰囲気がガラッと変わって、こちらは古き良き神社仏閣の楼門ってイメージですが、こちらもまたまたかっこ良い。
楼門の奥にはたくさんの提灯が見えているのですが、この日何も知らず訪れた私は、
こっ、この提灯だらけの神社は一体どうなっているんだ・・・⁉😮
とえらいビックリしたのですよ。境内にある看板によると、私が訪れる前に【初えびす祭り】が開催されていたようで、それでこの圧巻の提灯があったとのことでした。
初えびす祭りは毎年1月14日~16日までの3日間開催され、期間中は露店なども出店されるそうなので、きっと盛り上がったのでしょうね~
縁結びで有名な射楯兵主神社~ひめじ縁結び通り~
射楯兵主神社は縁結びの御利益がある神社としても有名らしく、お参りさせていただこうとしたら、拝殿前の地面に「縁結び」+♡マークが書かれたプレートが埋め込まれていました。
おや?ハートだ!!
と思って調べてみると、射楯兵主神社には「ひめじ縁結び通り」がというのがあるのだとか。
プレートには51個のハートマークが描かれているのですが、〚 51=こい(恋)(来い) 〛で恋よ来いっ!という語呂合わせという感じでしょうかね。
射楯兵主神社には51と書かれた絵馬もあり、縁結びを願う参拝客が多い神社なのだろうなぁ~という印象でした。
幸運の撫でみみづく
手水社のすぐ近くには、神の使いである「幸運の撫でみみづく」の像があります。
みみづくは知性の象徴・吉兆を授ける鳥ですので、このみみづくさんを撫で撫でして幸運到来を願いましょう。皆さんに撫でられて頭部はテカテカしてますね~、ミミズクやフクロウって普段あまり馴染みがないのですが、よくよく見ると可愛いな、、、🦉
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射楯兵主神社のご由緒
欽明天皇25年(564)6月11日に影向があり、飾磨郡伊和里水尾山に、大己貴命(兵主の神)を祀ると伝えられています。
また、播磨国風土記に「因達と称ふは 息長帯比売命(中略) 渡りましし時 御船前に御しし伊太代の神(射楯の神)此処に在す 故 神のみ名に因りて 里の名と為す」と記されているところから、8世紀以前には、射楯の神が飾磨郡因達里に祀られていたことがわかります。
二神をいつ合座したのかについては、明確な資料が存在しませんが、927年に編纂された延喜式神明帳に「射楯兵主神社二座」とあり、式内社として少なくとも9世紀後半には合座されていました。
その後、安徳天皇養和元年(1181)には、播磨国内の大小明神百七十四座の神々を合わせ祀って「播磨国総社」と称し、三日潮「播磨国総鎮守の神社」として広く知られるようになりました。公式ページより引用
御祭神
- 射楯大神
射楯兵主神社に祀られている射楯大神は「五十猛命」とも書き、素戔嗚尊命の御子神で植樹の神様と呼ばれています。
檜や楠を植樹して日本を緑豊かな国にした神様で、さらに神功皇后が新羅に遠征したときは船で先導されたとして勝利へ導く道開きの神様とも呼ばれています。
めちゃくちゃ歴史の古い射楯兵主神社ですが、社殿にはこんな大きな太鼓(?)が!!⇩
屋根から繋がるこちらの大きな太鼓は、なんと雨どい。
神社の雰囲気と合っていて実用性もある、なんともオシャレな雨どいだなぁ~😮
射楯兵主神社の境内社
射楯兵主神社にはたくさんの境内社が祀られています。広い敷地に個性豊かな神社がたくさんありましたので、順不同でご紹介します!
恵比酒社・住吉社
射楯兵主神社の本殿に近い大きな神社が「恵比酒神社・住吉社」。恵比寿神社はたくさんありますが、こちらは恵比酒神社さま。商売繁盛や海上安全・航海安全の神様が祀られています。
射楯兵主神社の鬼石で厄落とし
境内を散策していると不思議な場所を発見しました。こちらは「鬼石」と呼ばれる大きな石で、源頼光が鬼退治をした際に、鬼の首を埋めた場所の標として置かれた石なのだとか。
社務所でいただける御幣を鬼石に向かって投げることで厄除け・厄落としになるとして、たくさんの御幣が投げ込まれています。
稲荷社
たくさんの朱色の鳥居が立ち並ぶのは「稲荷社」。商売繁盛や家内安全、豊作などにご神徳のある神様が祀られています。
案内社八幡宮
少し変わったお名前の神社だなぁ~と思ったのが「案内社八幡宮」。
案内書きによると猿田彦大神を祀る「案内社」と、誉田別命を祀る「八幡宮」の2社を合祀した神社さまでした。
天孫降臨時に瓊瓊杵尊の道案内をした猿田彦大神は道開きの神様、八幡神とも呼ばれる誉田別命は武運・勝負運の神様として崇められています。
姫路城の守り神・長壁神社
長壁神社に祀られる神様は姫路城の守り神として、古くより姫路市の地主神として崇敬される神社です。姫路城の天守閣最上階にも祀られており、こちらの記事で長壁大神についてご紹介しています⇩
姫道天神社
こちらは「姫道天神社」で、天神様でお馴染みの菅原道真公が祀られています。合格祈願や学業成就など、学びにご縁のある神様です。
厳嶋社
境内にある池の真ん中に佇んで建っているのは「厳嶋社」で、弁財天さまとも呼ばれる市杵島姫命が祀られています。
広島の厳島神社が本宮である厳嶋社は、鳥居がやはりこの形!水に縁のある神様ですね~✨
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射楯兵主神社の御朱印
社務所にて射楯兵主神社の御朱印をいただきました✨
さすがミミヅクが神使いの神社、「奉拝」の文字にはミミヅクシルエットの囲いが描かれた素敵な押印!!
射楯兵主神社ではオリジナルの御朱印帳も用意されており、色とりどりのお守りやお札もありましたよ✨
射楯兵主神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- JR姫路駅より徒歩約15分
車の場合
- JR姫路駅より約7分
- 神戸空港より約1時間10分
- 専用駐車場有り
■射楯兵主神社
兵庫県姫路市総社本町190