熊本県熊本市にご鎮座する河尻神宮(かわしりじんぐう)は、別名「若宮さん」とも呼ばれる神社です。
毎年秋の例大祭では巧みな手綱さばきで馬を操る「下がり馬」が奉納され、盛大なラッパが吹き鳴らされる中、一気に駆け抜ける馬の迫力を目の前で見れる神事として、例年多くの見物客が訪れます。
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河尻神宮といえば「下がり馬」
河尻神宮で毎年10月に行われる秋の例大祭では、氏子達が馬のたてがみと鞍をつかみ、巧みな綱裁きを披露しながら馬が駆け巡る「下がり馬神事」が奉納されます。
ラッパが吹き鳴らされ多くの観客が見守る中、馬にぶら下がる度胸を神様に見てもらう事で日ごろの感謝の心を捧げるための神事として、長年親しまれてきました。
豪快に砂埃をあげ、馬にぶら下がりながら目の前を駆け抜ける姿は大迫力!
また、翌年の五穀豊穣を願う「流鏑馬(やぶさめ)神事」も行われ、毎年例大祭中は大きな賑わいを見せます。
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河尻神宮のご由緒
鎌倉時代、1197年(建久8年)に河尻荘の領主である河尻三郎源実明が、鶴岡八幡大神の御分霊を河尻荘小岩瀬(現在の熊本市南区富合町小岩瀬)に勧請したのが起こりといわれている。
鶴岡八幡大神を主祭神とし、天照皇大神、春日大神、住吉大神、阿蘇大神の4柱を配祀するので、古くより若宮五社大明神と称し、河尻荘1町87村の総氏神として社領33町を有していた。
室町時代、河尻氏の没落により衰微したが、加藤清正公の尊崇を受け、1587年(天正15年)現在地に遷宮・再興し、続く細川家代々の藩主も同様に篤く崇敬した。明治維新後郷社とされ、1898年(明治31年)には県社に列した。
Wikipediaより引用
御祭神
- 鶴岡八幡大神
- 【配祀神】天照皇大神、春日大神、住吉大神、阿蘇大神
河尻神宮にお祀りされているのは、神奈川県の鶴岡八幡宮でお馴染みの鶴岡八幡大神です。
「八幡神」といえば、勝負の神様と言われる応神天皇を筆頭に、応神天皇の母である神功皇后と、比売神の3柱の神様を総称して呼ばれます。
ここで謎なのが、河尻神宮では八幡神をお祀りしているのに、社名に「神宮」と付くんですよね。「~八幡宮」ではない所がすごく気になります。
なぜなのだろう???
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河尻神宮へのアクセス
公共交通機関の場合
- JR「川尻」駅より徒歩約10分
車の場合
- JR熊本駅より約13分
- 熊本空港より約40分
- 駐車場有り
■河尻神宮
熊本県熊本市南区八幡5丁目1-50