熊本市にご鎮座する高橋稲荷神社は「日本稲荷五社」「九州三大稲荷」の一つに数えられる、高台にあるお宮です。
ご神門には大きく立派な提灯が掲げられ、稲荷神社らしい朱色の鳥居が立ち並びます。聖徳太子堂や五重塔など、歴史ある建造物がある神社でもあります。
【スポンサーリンク】
初午大祭りが賑わう高橋稲荷神社
商売繁盛の神様として崇敬される高橋稲荷神社は、毎年2月の初午(はつうま)の日に「初午大祭」と呼ばれる例大祭がとり行われ、境内では盛大に福餅まきが行われます。
当日は石垣上の祈祷殿からいっせいに大量のお餅がまかれ、境内にひしめくように訪れた参拝客たちが、手を広げて紅白のお餅をキャッチ!なんと1日で7回も福餅まきが行われるそう。
「福餅」と呼ばれるだけあって、お餅と一緒に幸福感も頂けるような餅まきですね✨
例年の初午大祭では商売繁盛を願って「福かき」や「破魔矢」などを買い求める為に、多くの参拝客が訪れます。
【スポンサーリンク】
高橋稲荷神社のご由緒
室町時代、第百三代後土御門天皇明応五年(一四九六年)、隈本城初代城主鹿子木親員氏、当稲荷山山頂に上代城内を築かれ、城廓鎮護の為福徳の神稲荷大神を場内に観請され、八十五年を経た大百六代正親町天皇の御宇多天文十年(一五四一年)五月五日上代城落城の祭、兵火にかかり社殿が焼失した。
この稲荷山の麓に在った代々の藩主の善提寺臨済宗海蔵寺の首座義本氏、悪夢に御再興の御掲示と悟り天下泰平地域住民の福祉の為に、御霊徳を仰ぎ泰らんとご真意に応えんと決し御社殿県立の発願に依って第百十一代後西天皇の寛文元年(一六六一年)十一月八日に現在の稲荷山中腹に社殿を興し御遷座され今日に至っている。
クマみるより引用
御祭神
- 宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
高橋稲荷神社にお祀りされている宇迦之御魂神は、別名:倉稲魂命とも呼ばれる女神さまです。
この別名の通り穀物や食物を司る神様として、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などのご神徳があるとされます。
総本宮である京都の伏見稲荷大社をはじめ、全国に約3万社にものぼる「稲荷神社」におまつりされているため、誰しもお近くの街で見かけたことがあるのではないでしょうか。
【スポンサーリンク】
高橋稲荷神社のアクセス
公共交通機関の場合
- 産交バス「上高橋」バス停より徒歩約5分
車の場合
- JR熊本駅より約12分
- 熊本空港まで約50分
- 専用駐車場有り
■高橋稲荷神社
熊本県熊本市西区上代9丁目6-20