福岡県太宰府市にご鎮座する太宰府天満宮は、言わずと知れた学問の神様、菅原道真(すがわらのみちざね)をお祀りしており、学問や学習、仕事の上達、合格祈願を望んでいる方には一押しの神社です。
駅から社殿までの参道周辺は多くの飲食店やお土産屋さん、美味しいグルメの食べ歩きも楽しめるとして、周辺一帯が一大観光地にもなっていますので見どころが満載ですよ~!
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学問の神様・太宰府天満宮
太宰府天満宮は言わずと知れた「学問・厄除けの神様」として、天神様(菅原道真)をお祀りする全国12.000社の天満宮の総本山です。
年間800万人もの参拝者が訪れ、特に受験の合格祈願で訪れる学生やそのご家族の方も多く、福岡近辺にお住いの方は、受験の際に参拝した!太宰府天満宮のお守りを貰った!という方が多いのではないでしょうか。
平日でも大賑わいの太宰府天満宮
太宰府駅を出てから参道を抜けて境内に至るまで、平日にも関わらずたくさんの参拝客がいらっしゃいます。外国の方も観光バスでたくさんいらっしゃっており、ツアー客も多いですねー!
いつ来ても多くの人で賑わい・活気のある太宰府天満宮です。
参道を抜けると自分が良くなりたい箇所を撫でると良くなると伝わる「撫で牛」や、立派な楼門、池に浮かぶ太鼓橋が見えてきます。
国指定天然記念物の大楠
こちらは境内の広場で大きく枝を伸ばしていた樹齢1000~1500年の大楠の木。
ずっしりと根を張って構え、青々とした葉っぱをたくさん付けていたこの大楠の木は、国指定天然記念物にも指定されています。
幹の太さもさることながら、枝を広げた広さ&高さがすごくあって、静かに佇みながらも迫力あります。木陰は気持ちが良いでしょうね~🌲
太宰府天満宮のご由緒
参考:https://www.dazaifutenmangu.or.jp/
道真公は、承和12年(845)に京都でお生まれになりました。幼少期より学問の才能を発揮され、努力を重ねられることで、一流の学者・政治家・文人としてご活躍なさいました。 しかし、無実ながら政略により京都から大宰府に流され、延喜3年(903)2月25日、道真公はお住まいであった大宰府政庁の南館(現在の榎社)において、ご生涯を終えられました。門弟であった
味酒安行 が御亡骸を牛車に乗せて進んだところ、牛が伏して動かなくなり、これは道真公の御心によるものであろうと、その地に埋葬されることとなりました。延喜5年(905)、御墓所の上に祀廟 が創建され、延喜19年(919)には勅命により立派なご社殿が建立されました。 その後、道真公の無実が証明され、「天満大自在天神 」という神様の御位を贈られ、「天神さま」と崇められるようになりました。長い年月、道真公へのご崇敬は絶え間なく続き、御墓所でもある太宰府天満宮は全国約12,000社ある天神さまをお祀りする神社の総本宮と称えられ、今日でも多くの参拝者が訪れています。
公式ページより引用
御祭神
菅原道真(すがわらのみちざね)
太宰府天満宮にお祀りされているのは菅原道真公で、学問・至誠・厄除けの神様と呼ばれています。
「天神様」とも呼ばれ、全国に約12,000社の天満宮・天神がおまつりされています。学業成就や合格祈願、厄除けなどのご神徳があります。
菅原道真公ってどんな人?
菅原道真は平安時代の貴族で、幼少期から詩を詠むなど学問や才能に溢れる人物でした。歳を追うごとに順調に出世し、中にはそのスピード出世を妬む者も少なくはなかったようです。結局は北九州へ左遷され、太宰府にてその生涯をとじました。
道真が死去した後、道真と敵対関係にあった者達に次々と不幸が起き、自然災害まで併発。「道真の祟り」として恐れられ、道真を祀る天満宮(天神様)が建立されることとなりました。
現在では「祟りや自然災害」ではなく、道真の豊かな才能にちなみ、「学問の神様」として広く崇められ、全国各地に天神様がお祀りされています。
私も受験の時は親とか親戚とか、色んな方に大宰府天満宮のお守りをいただきました。第一志望の高校には落ちたけど… それはそれで良き思い出!笑
そういえば、小学校の入学祝いで大宰府天満宮の鉛筆もいっぱい貰ったなぁ~✎現在でも太宰府天満宮の社務所では、学業成就のお守り・お札の種類が豊富に取り揃えてあります。
太宰府天満宮の「飛梅」
太宰府天満宮といえは、菅原道真公に縁が深いのが「梅」の木です。
拝殿に正面向かって右側にある梅は、樹齢1000年以上の白梅の木で「飛梅」伝説が言い伝えられている歴史ある梅の木です。
道真が京都を去る際、庭に植えてあった梅の木に「東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」と詩を詠んだそうです。
この詩は、春が来たら芳しい花を咲かせておくれ梅の花、主人が太宰府に行っても春の到来を忘れてはならないよ、との意味だそうです。
道真公が遠くに行ってしまうと悟った梅の木は、悲しみのあまりみるみる枯れてしまいましたが、主人を追いかけたい一心で遂に空を飛び、大宰府の地に降り立ったと伝わる伝説です。
ちなみに、ここ太宰府天満宮ではおみくじも梅にちなんでピンク色なんです。
以前は「太宰府天満宮のおみくじは大吉ばっかり」というナゾの噂(?!)もあり、たしかに大吉率が高かったのですが、最近引いたら大吉ではなかったので、今はこの噂はあてになりません。 素直に神様の助言を受け入れましょう!笑
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太宰府天満宮の菖蒲園
大宰府天満宮の敷地は広大で、大きな池やその池に架かる朱色の太鼓橋、四季折々の草花が境内を彩っています。
そして境内にある「菖蒲園」では、毎年6月頃に見事な菖蒲の花が咲き乱れ、紫やピンク、白のお花を楽しむことができ、多くの人で賑わいます。
この日は6月10日。ちょうど見ごろの時期に訪れたので、綺麗な菖蒲を見ることができました♡
花菖蒲コンサートやお花のイベント
菖蒲が咲く6月には「花菖蒲コンサート」や花をテーマにしたイベントなども開催されます。タイミングが合えば、素敵な菖蒲の花と色とりどりのお花を楽しむことができますよ♥
この日は鳥居から可憐なお花が垂れ下がっていました~🌸
太宰府天満宮のすぐお隣にはだざいふ遊園地・九州国立博物館など遊び場所や、知識・学習の場もあるので、子供から大人まで見どころ満載です。
太宰府天満宮の御朱印
社務所にて太宰府天満宮の御朱印の御朱印を頂きました。
印も梅の形です🌸字のバランスといいすごくステキですね~!個人的に、形やデザインが大好きなお気に入りの御朱印です😄
そして太宰府天満宮には、梅のお花のモチーフが素敵なオリジナル御朱印帳も授与されているので、御朱印帳も必見です✨
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太宰府天満宮周辺グルメ
西鉄太宰府駅のすぐ目の前に一の鳥居があり、参道の両脇にはお土産屋さんやお食事処が所せましと並んでいます。
そして太宰府といえば「梅ヶ枝餅」が有名!もちもちとしたお餅にしっとりとしたあんこが入っていて、薄く平べったいので何個でもペロッと食べる事ができちゃいます。
梅が枝餅のお店はたくさんあるので、どこで食べようか迷っちゃう~!!ってなること間違いなしなくらいお店が多いんですよ。ぜひ自分好みの梅が枝餅屋さんを探してみてください♪
こちらは「梅味のソフトクリーム」
甘酸っぱくサッパリとしていて、すっきり系で美味しかったです。暑い日にはとってもオススメです🍴
参道には他にもおせんべい屋さんや、洗礼された建築デザインで有名なスターバックスがあり、食べ歩き・散策するだけでも楽しめるスポットです。
太宰府天満宮へのアクセス
公共交通機関の場合
- 西鉄電車「太宰府」駅より徒歩約5分
- 西鉄バス「太宰府」より徒歩約5分
車の場合
- JR博多駅より約35分
- 福岡空港より約30分
- 有料駐車場有り
■太宰府天満宮
福岡県太宰府市宰府4丁目7番1号