熊本市中央区にご鎮座する別所琴平神社は、地元では「十日参りのこんぴらさん」と呼ばれ、昔から毎月十日にお参りすると幸福幸運が結ばれると言い伝えられてきました。

毎年夏には柔らかな光が照らされ、多くの露店で賑わうお祭り「千日灯祭(せんとうみょうさい)」が開催され、夏の終わりを告げる風物詩にもなっています。

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天狗伝説が残る別所琴平神社

別所琴平神社には古来より天狗伝説が残っており、拝殿の左右には「緑のお顔の天狗さま」、「赤いお顔の天狗さま」のお面が掲げられています。

まだ修験道が盛んだった時代から、こんぴら権現は天狗様だったとの言い伝えが残っており、江戸時代には天狗のお面を背負ったこんぴら道者が全国各地に信仰を使えました。

お顔が「緑」の天狗さまは鳥天狗で、空を飛んで海で遭難した人達を助けた言い伝えが残っています。「赤」の天狗さまは山で遭難した人達を助けたという言い伝えが残っており、どちらも困っている人を助ける慈悲深い天狗さまだったのでしょうね。

別所琴平神社のご由緒

当神社は、鎌倉時代創建「瑞応山善光寺」の鎮守「金比羅大権現」としてお祀りされて以来、今日に至っています。
大物主大神様は、神代の昔より幸魂・奇魂という偉大な神霊の大神様であります。幸魂と申しますのは、吾々人間生活の幸福を御支配される神霊であり、奇魂と申しますのは、目に見えない霊の世界、精神世界を支配され、常に霊妙なおはたらきをなされている『みたま』であります。

公式ページより引用

別所琴平神社のはじまりは鎌倉時代の1711年‐1716年頃と考えられており、熊本藩主である細川家が社殿を建造し、境内の整備を行うなど、深いつながりがあったとされます。

御祭神

  • 主祭神:大国主命の幸魂・奇魂
  • 少彦名神、大山津神、金山彦神、崇徳天皇、大己貴大神

別所琴平神社にお祀りされているのは大国主命の「幸魂(さきみたま)」「奇魂(くしみたま)」です。そこで気になるが、一体幸魂・奇魂とは何ぞや?という事でしょう。

神社での魂とは神道における概念で「一霊四魂(いちれいしこん)」と呼ばれる4つの魂から成り立っているとされており、それぞれ荒魂(あらみたま)・和魂(にぎみたま)・幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)と呼ばれます。

 

別所琴平神社公式ページには、大国主命の幸魂・奇魂についてこう書かれていました。

記紀の神話に次のように語られています。大国主神の国造りの時、協力者であった少彦明神が海外に去られたがそれと引き換えに海を照らして寄り来る神がある。大国主が、「あなたは誰か。」と問われると「私はあなたの幸魂・奇魂です。私を手厚く祭られるならばこの国造りは完成するでしょう。」と答えられた、と。この神話の「海を照らして人々に光明を与える」ということが海上交通守護の神、福徳の神と仰がれている理由であります。

公式ページより引用

ここ別所琴平神社に主祭神として祀られるのは大国主命の幸魂・奇魂ですから、幸福や霊感などを担う魂です。

「海を照らして人々に光明を与える」という事からも、明るい幸福感を与えてくださる御神徳があると、昔から信じられてきたのでしょう。

これらの事から別所琴平神社では海上守護、開運招福、さらに疫病除五穀豊穣などのご利益があるとされています。

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別所琴平神社へのアクセス

公共交通機関の場合

  • JR南熊本駅より徒歩約8分
  • JR平成駅より徒歩約8分

車の場合

  • 阿蘇熊本空港より約40分
  • JR熊本駅より約10分

■別所琴平神社

熊本県熊本市中央区琴平本町12-27