長崎市にある「梅園天満宮」へ参拝してきました!
ほかの呼び名では「梅園身代わり天満宮」とも呼ばれる神社さま。古くは花街にある神社として、多くの芸妓さんや遊女達が訪れた神社です。
お名前にある通り梅の花が有名で、今回ドンピシャの時期に参拝できましたので、梅が咲き乱れる神社の見どころや御朱印、アクセス情報などについてご紹介していきます♫
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長崎市にある梅園身代わり天満宮へ
梅園天満宮へのアクセスは、JR長崎駅から路面電車で約11分「思案橋」電停下車→徒歩7分ほどでたどり着きます。
上り坂のザ・長崎!!といった感じの細い小道を進み、途中ネコ達に遭遇しながら向かいました。
長崎市は路地裏ネコが多いんですよね~🐱
↑小道の先にある鳥居。こちらの鳥居はまだ新しそうな造りです。
階段を十数段登るとすぐに梅園天満宮です。
梅園天満宮は住宅街の中にあるこじんまりとした神社ですが、入り口の鳥居前にはその名にふわさしい「梅の花」!!
天満宮でお馴染みの天神様(菅原道真公)は梅の花に縁があり、総本宮である福岡県太宰府市にある太宰府天満宮も梅の名所となっています。
2の鳥居は、神社の境内では珍しい柵の扉が設けられているのですが、その扉にも梅の形が象られていました。
門から入ると小さな太鼓橋↓
橋の下に水は流れていませんが、2.3歩で渡れるなんて、こりゃまた可愛い太鼓橋だなぁ
梅園天満宮の梅の花が見頃の時期は?
梅園天満宮の梅の花の見頃は、例年2月中旬~下旬頃となっており、私が参拝したこの日は2023年2月22日。
中にはまだ蕾が多い木もありましたが、ピンク色の梅は🌸ほぼ満開🌸でした!!
ちょうど良い時期に参拝できた~😆
よく公園などで見る梅の木に加え、垂れ梅など、そこまで広くはない境内の中に様々な種類の梅の木が植えてあります。
濃いピンクの梅の花も良いけど、私は淡いピンクがお気に入り💕
あぁ~春が来たなぁ🌸
春の花といえばやはり桜の方が有名ですが、たまには可憐な梅の花を眺めるのもまた良いよなぁ~と感じました。
白い梅の花も可愛かったですよ~♫
梅園天満宮のご由緒
1963年に安田治右衛門が現在の丸山町交番付近にて梅野五左衛門に襲われました。そして私邸に担ぎ込まれましたが不思議なことにどこにも傷がなく、身代わりに庭の天神様が血を流して倒れていたそうです。その後この天神様を「身代わり天神」と呼ぶようになりました。
そのことから元禄13年(1700年)創建され、以降丸山町の氏神様として親しまれています。
明治時代にこの場所は長崎奉行の許しにより芝居や見世物、相撲等の興行が行われる様になり、また花街に接していることから遊女や芸子さんが多く参拝していました。また第二次世界大戦時、丸山町から出兵した者は必ず参拝したそうですが、身代わり天神によってすべて無事に帰還したそうです。
御祭神
- 菅原道真
天満宮といえば学業・合格祈願で有名な菅原道真公が祀られています。
菅原道真は生前めちゃくちゃ頭が良くて賢すぎた(?!)とも言われるお方。その賢さで天皇にも信頼され、一気に大臣にまで昇進しましたが、謀反を計画したとして福岡県の大宰府に左遷されました。
私もできれば頭良くなりたいものですが、あまりにも賢くて目立ってしまうのも大変なんだなぁ、、、( ¯-¯ )
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梅園天満宮の見どころ
ここからは梅園天満宮の見どころをご紹介します♫
全国的にも珍しい歯痛封じの狛犬!
まずはこちらの珍しいビジュアルをした狛犬さん。普通の狛犬と何が違うのかというと、、、
お口の中に大量の飴玉が入れられているではありませんか!?!?
この狛犬さんは「歯痛封じの狛犬」と呼ばれており、歯が痛いときに狛犬さんの口に飴玉入れてお願いすることで、その痛みを肩代わりしてくれる、というなんとも優しい狛犬さんなのです。
なので口の中にはカラフルな飴玉がたくさん入れられており、全国的にも珍しい風貌の狛犬となっているのです。
実は私も虫歯体質で、気を抜くとすぐに虫歯ができちゃうので、今度歯が痛くなった時にはお願いに来よう…としみじみ思いました笑
撫で牛&ボケ封じの撫で牛
境内には天神様に縁のある「撫で牛」があります。この牛を撫でると知恵がつくとのことでナデナデ、、、。
そして身代わり天神にはもう一つ牛の像があるのですが、それが「ボケ封じの撫で牛」とのこと…!!
ボケ封じの撫で牛は優しそうなお顔&フォルムをしています。最近ちょっとボケることが多い私(いや、元からだっけ?笑)なので、これ以上ボケない様にこちらもナデナデ、、、
七力稲荷神社
梅園身代わり天神には稲荷社もありました。五穀豊穣・商売繁盛・家内安全などにご神徳のある宇加御魂神が祀られています。複数の朱色の鳥居が映えますね~
梅の種を奉納する?!梅塚
稲荷社の前にある玉垣に囲まれているのは「梅塚」で、なんと梅の種を集める場所となっています。
梅は天神様の象徴であり、梅の種には天神様がいらっしゃるという言い伝えから、昔は種を捨てることを禁じられていたのだとか。
さらにこの梅園天満宮は遊女さんや芸子さん達に信仰されていたことから、「身代(みがわり)」を「みだい」と読むと登楼の代金という意味になるので、遊郭の遊女たちからの信仰があつかったのだそうです。
その時代の遊女さんたちにとっては、心のよりどころだったのかもなぁ
長崎ぶらぶら節の碑
こちらは「長崎ぶらぶら節」の碑。長崎に伝わる民謡で、「なが~さ~き~、めい~ぶ~つ~♫」という歌は、地元では一度は聴いたことがある方が多いかも。
また梅園身代わり天満宮では毎年2月に「丸山花まつり」が開催され、女性がお神輿を担ぐ女神輿や、めちゃくちゃ華やかな花魁道中なども披露されます。タイミングが合うかたにはこちらのお祭りもおすすめですよ~✨
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梅園天満宮の御朱印
梅園天満宮では御朱印やお守りをいただくことができます。満開の梅の花に、梅印の押印がおされた素敵な御朱印です~✨
ただ、境内に社務所はないので、近くにある料亭青柳さんに行けばいただけますよ♪↓
地元ではローカル番組でお馴染みの山口広助さんに対応して頂きました。通常御朱印のほか、地元版画家の小崎侃(かん)さんが描かれた限定の御朱印や、お守りなどもいただくことができます。
梅園天満宮の近くには坂本龍馬の刀キズがあることで有名な「料亭花月」。凡人なので料亭なんて行ったことないのですが、いつか一度は行ってみたいなぁ~🌼
梅園天満宮へのアクセス
公共交通機関の場合
- 路面電車「思案橋」電停より徒歩約6分
車の場合
- JR長崎駅から約11分
- 長崎空港から約1時間
- 専用駐車場なし
■梅園身代わり天満宮
長崎県長崎市丸山町2-20