長崎県長崎市にご鎮座する「大浦諏訪神社」へ参拝してきました⛩
こちらの神社は長崎市の有名観光スポットである大浦天主堂やグラバー園にほど近い場所にある神社で、全国的にも珍しい、様々な宗教が共存している場所に立つお宮です。
大浦諏訪神社の御朱印や見どころ、アクセス情報などについてご紹介していきます♪
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長崎市にある大浦諏訪神社へ
先ほども書いた様に、大浦諏訪神社があるのは長崎市の人気観光スポットである「大浦天主堂」や「グラバー園」のすぐ近く。
この辺りは観光客や修学旅行生など多くの人が行き交う場所なのですが、大浦天主堂に正面向かってすぐ左側にある細い小道を進むと大浦諏訪神社へと辿り着きます。
この小道は道も狭く墓地に囲まれていることもあり、観光客がほとんど来ないので、一気にローカル感のある道となっていますよ~
道なりに進んで行くと、すぐに大浦諏訪神社の一の鳥居へと辿り着きます♪↓
「諏訪神社」と書かれた神額のずっしりとした鳥居が目印。鳥居には「日露戦争凱旋軍人」の文字が彫られています。
実はこちらは「諏訪神社」という名称なのですが、長崎で諏訪神社と言えばおくんちでお馴染みの「おすわさん」を思い浮かべる方が圧倒的に多いかと思います。区別する為に大浦諏訪神社とされているそうですね。
異なる宗教が共存する「祈りの三角ゾーン」
大浦諏訪神社前は「祈りの三角ゾーン」という、全国的にも珍しいと言われている場所なのをご存じですか?
なぜ祈りの三角ゾーンと呼ばれているかというと、大浦諏訪神社の鳥居前のある地点にに立って、大浦天主堂方面を見るとその理由が分かります。それがこちら
ある場所に立って天主堂方面を見ると、「神社・お寺・教会」が一気に見晴らせる…!!
なにせ大浦諏訪神社のすぐ目の前にはお寺があって、少し歩けば天主堂なんですもんね~
神道、仏教、キリスト教の施設がこんな近くに建っているのは全国的になかなか珍しく、江戸時代にキリスト教が広く浸透した長崎の町ならではなのかもしれません。
なので、この場所では異なる宗教が共存していることから「祈りの三角ゾーン」と呼ばれているそうです。
今も国内で宗教について色々と問題が出てるけど、昔もきっと争いがたくさんあったでしょうし、ヨーロッパの歴史とか見ると宗教戦争だらけですもんね~(*´Д`)
それぞれが破壊されずに現代まで残り、各々が今も大切に受け継がれている事だけでも、実は奇跡的なことなのかもしれないなぁ。
大浦諏訪神社の見どころ
鳥居をくぐって階段を登ると、少し開けた境内が現れます。
こちらの階段を登ればすぐ社殿となっていますが、まずは参拝前のお清めは欠かせない👏
こちらが大浦諏訪神社の手水舎。龍さんが参拝者のお清めを担ってくれています。
まっすぐな階段を登りきると思いのほか景色が良く、近くの街並みが見渡せます。
長崎市は坂の町ですからね~、天主堂まで行くのもまあまあ坂を登ってきているので、この地点もある程度高さのある場所となっています。こりゃあ運動不足にはもってこい!な場所ですわ!!
そして、「よくこんな場所に建てたね⁉」と思わず思っちゃう様な、長崎市ならではの山の斜面に家がみっちり建っている光景も少し見る事ができますよ🏠
こちら大浦諏訪神社の狛犬さん♪
高い位置から遠くを見張って(?)待ち構えてくれていますが、表情がどことなく幼い感じで可愛い~
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大浦諏訪神社の歴史
大浦諏訪神社は1693年に大村藩主・大村純長が、武運長久・子孫繁栄のために社殿を建立したとされる神社です。
大村藩はキリシタン大名であったとされる大村純忠が有名ですが、その子孫の時代ではキリスト教を完全に排除・キリスト教を禁教として政治を行い、大村藩主は仏教に改宗までしています。
その経緯でキリスト教徒から恨まれたこともあり、藩主の毒殺などの不運な運命をたどる大村藩でしたが、紆余曲折あり神社建立に至っています。
御祭神
- 建御名方大神
大浦諏訪神社におまつりされているのは、諏訪大神でお馴染みの建御名方大神。
古事記の中での建御名方大神さまは、国造りでお馴染みの大国主命の御子で、国譲りの際には武神に勇敢に立ち向かい、敗れた後は信濃の諏訪湖に逃げたとされる神様です。
勝負や戦いの神、雨風を司る神さまといわれています。
軒下の木の彫刻は歴史を感じますね~
近くにある大浦天主堂やグラバー園は人が多いのですが、ここまでは観光客があまり来ない様で、辺りはとっても静か。少し寂しい様な感じもするけど、ゆっくりとした時間が流れているような神社でした。
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大浦諏訪神社の御朱印
社務所にて大浦諏訪神社の御朱印をいただきました✨
干支の寅年の印が押してあるステキな御朱印です。
大浦諏訪神社へのアクセス
公共交通機関の場合
- 路面電車「石橋」下車後、徒歩約7分
- 路面電車「大浦天主堂」下車後、徒歩約10分
車の場合
- JR長崎駅から約10分
- 長崎空港から約45分
- 専用駐車場無し。電停近くに有料パーキング有り
■大浦諏訪神社
長崎県長崎市相生町10-1