長崎市にご鎮座する西山神社は、市指定天然記念物である「寒桜」が有名な神社です。

高台にあるお宮で境内から長崎港を一望でき、唐船からもたらされた「ザボン」が日本で初めて栽培され、水道の発祥地など歴史ある場所でもあります。

【スポンサーリンク】

西山神社の寒桜

西山神社にある「寒桜」は幹周1m、樹高7mで、明治30年1月に植樹された桜の木です。

寒桜の見ごろは2月、旧暦でいうと元旦辺りになるため別名「元旦桜」とも呼ばれ、早ければ1月上旬に開花します。

中国や台湾を原産とする寒緋桜を片親とした雑種の桜と言われ、見ごろの時期には優しい桜の花が見る人を優しい気持ちにしてくれます🌸

数年前から木の衰えで調子が悪かったのですが、平成7~8年に治療が行われ、再び可憐な花を咲かせてくれるようになりました。

【スポンサーリンク】

西山神社のご由緒

 長崎聖堂の学頭で唐通事 盧草拙(ろそうせつ)が寛文年間(1660年代)から奉祀していた北辰 妙見尊星と諏訪社吟味役村田四郎次(酒屋町居住)が奉祀していた妙見尊神を草拙所有地であったこの浄地(現在地)に神社を建てて祀ることとし妙見様を信仰していた時の長崎奉行石河土佐守の許可を得て享保2年(1717年)から2年間の歳月をかけて享保4年(1719年)8月25日に社殿全部完成し西山妙見社と称えられ永らく北辰妙見大菩薩鎮宅霊符尊神鎮座の霊域となった。
 明治2年神仏混淆禁止令により御祭神を造化三神に改め西山神社と改称され今日に至っているが、社殿に奉納された白蛇・龍の額や絵が見られるのは白蛇や龍が妙見様の使者であったからである。
 安政4年(1857年) 9月諏訪神社が火災焼失した折には御神体を西山妙見社に移し諏訪社の仮宮が置かれたところでもある。
引用:http://nobyama.com/nishiyama.html

御祭神

天之御中主神(あめのみなかのぬし)

高御産巣日神(たかみむすひのおおかみ)

神産巣日神(かみむすひのおおかみ)

西山神社には「造化三神」がお祀りされており、それぞれ性別もない独神(ひとりがみ)で、この世が作られるときに最初にお生まれになった特別な神様といわれます。

宇宙の何もない場所からお生まれになった神様ですので、延命長寿五穀豊穣、開運招福、無病息災などのご利益があるとされています。

 

【スポンサーリンク】

西山神社へのアクセス

公共交通機関の場合

  • 路面電車「諏訪神社前」電停下車後、徒歩約10分
  • 長崎バス「西山郵便局前」下車後、徒歩約7分

車の場合

  • JR長崎駅より約7分
  • 長崎空港より約45分

■西山神社

長崎県長崎市西山本町8-18